日付、時間:Tue Nov 14 12:29:46 Japan 2000
氏名: 匿名
所在都道府県:京都
職 業:その他
年 齢:33歳
性別: female
質問:
初めまして。夏頃よりこちらのHPを読ませて頂くようになりました。この度、是非先生
に診て頂こうと思っております。今日は、そちらへ伺う前にいくつかお聞きしたい事があるので投
稿しました。
まず、根管治療の事です。現在、なんらかの症状があり根管の再治療が必要だろうと思われる
歯が5本(前3本、奥2本)、内2本が治療中、内奥1本は急性炎症を起こしてる状態です。現在の医
院での治療は、2本とも、毎回綿の付いた針状の物をを根管に入れて何度か回した後、薬を入れて
仮封するという処置を数ヶ月(1本は1カ月)行っています。ファイル、リーマーでの治療というのは、
いわゆる細い針のようなものでガリガリと歯の中擦るような治療の事ですよね!?もしそうなら、
この2本とも、ファイル、リーマーでの治療は一度もやって頂いていない事になります。
過去ログで、先生が再三、「ファイル、リーマーでの徹底的清掃がなければ、何ヶ月にも及ぶ消毒
は無意味」とおっしゃっているのを拝見する度に愕然としてしまいます。私の場合は、徹底的どころ
か一度もないんです。一体どーしてなんでしょうか?? 確かにこの2本は、過去に何度か根管治療
をやり直していることもあり、あまりにボロボロでファル、リーマーでの治療が出来ないっていう事??
と勝手な想像で不安になってしまってるんですが。
いずれにしても、この2本の歯も、あと3本の歯も、今の医院のこの治療法では治癒の見込みは全
くないと考えてよろしいんでしょうか?
2つめにお聞きしたいのは、治療中2本の内、急性歯根膜炎を起こしている方の歯のことです。ま
ず、とにかくこの歯を診て頂きたいのですが、今までの経過は、1ヶ月程前に、クラウンを外して4,5
回上記のように消毒に通いましたが、今月初め、猛烈に痛み始め仮封を取ったところ、中からの
出血が激しく、現在も根管開放状態にして、抗生剤(今日までの処方)を飲んでいます。とんで
もない痛みはなくなりましたが、治療は針がちょっと触るだけで「ギャァーー!!」という感じで、ほと
んどできません。中からの出血も続いているようです。こういう状態でも、すぐに徹底的根管清掃は
可能ですか?麻酔は十分効くのでしょうか?
何分遠方の為、折角姫路へ伺ったけれど、今と同じで、まだ治療は無理、開放したまま抗生剤を
もらって帰る、というような状況だけは避けたく思っております。いかがでしょうか?そちらまで往復
5時間近くかかるようなので、どうしようと迷っておりましたが、この年齢ですでにボロボロという自分
の口の中を見るとそんな事を言っている場合ではないと決心しました。特にここ6,7年は‘今度こそ’
という想いで、大きな病院の口腔外科を含めて7件の歯科を回りましたが、根管再治療→しばらくし
てまた再発→再治療を繰り返している歯が複数あり、一つが落ち着けば、別の歯が再発と、年中ど
こかの歯科でいづれかの歯を再治療中という状態で、全く悪循環にはまり込んでいます。前歯も含
んでいるので余計に嫌です。
とにかく、一日も早く先生に診て頂きたいと思っておりますので、予約をお願いしたいのですが。初
診は特に時間がかかるとの事ですので、昼イチで伺います。もしこのような急性状態でもすぐ根管の
徹底清掃が可能という事であれば、2pmで一番早く空いている日をお願いしたいと存じますが、何
日がご都合よろしいですか?先生のレスを拝見次第すぐにお電話するつもりでおります。よろしくお
願いいたします。
あまり過度なプレッシャーは掛けないで下さい。“5本の内4本くらいは何とかなる”程度の遊びが
ないと、他でダメなものが全て治すと豪語する程の自信はありません。特に“ちょっと触るだけで
「ギャァーー!!」という感じ”の歯などは、私の経験と工夫で何とかできる可能性もありますが、
“絶対”はありません。治癒の可能性の有無を見極めることはできるかも知れませんが、状況に
よっては保存不可能という診断もあり得ます。
過去・現在も遠方より来院される患者さん全てに大きなプレッシャーを感じながら治療してきました。
幸いにも思惑の結果が得られたと思っておりますが、今後全てのケースに当てはまるという程の
自信はございません。まずは納得のいく治療を心がけますので、もう少しおおらかな気持ちで来院
していただけたらと思います。
日時につきましては、電話(0792-88-4682)で受付と相談してください。
清掃状態は良好で、著明な歯槽骨破壊は認められませんので歯周疾患に関する心配はそれ程
大きくはありませんが、継続したメインテナンスは必要です。
回答:
根尖部に明らかな膿の貯留を認める場合には排膿ということも考えますが、基本的には必ず
治るはずですので今はただひたすら薬を飲んで炎症を抑えることです。薬は、痛みを感じている
間は飲むのが原則です。“痛みを感じない”程度に治まるまでは飲み続けてください。