オールセラミックの補綴物ですと確かに黒ずみは解消すると思いますが…
歯肉の変色

日付、時間:Wed Nov 15 9:08:29 Japan 2000    氏名: s.o   
所在都道府県:京都   職 業:その他   年 齢:33歳      性別: female  

質問:
歯の治療で悩んでいたら、友達からこちらのホームページの事を聞きました。
 私は前歯の2本 中切歯ですが、2本とも20年位前に神経を抜いたのですが、そのうちの1 本が今年になってから神経の治療が完全ではなかったようで痛み出し、結局差し歯になりまし た。
 差し歯にすると、周りの歯茎の色が少しだけ黒くなったように思えるので、最近歯医者さんに 相談したところ、保険の範囲内の歯を現在入れているけれど、もう少し高い歯を入れると黒ず みがマシになると言われました。本当にそうなんでしょうか?
 また、その隣のもう1本の歯が黄色っぽく変色しているのが気になっていたところ、歯の中に 漂白剤のようなものを入れて2週間くらい放っておくと歯が白くなる治療があると勧められたの ですが、塩素系の薬を使う事で歯茎や歯、または体に負担になるような事はないのでしょうか。
 このまま治療を続けて良いかどうかとても不安です。良いアドバイスをお願いします。

回答  私の価値観から申し上げますと「10年も経てば二次カリエスや歯槽膿漏。更には根尖病巣で ボロボロになるような状況下で、審美にお金をかけて…」と思います。  「歯は毎日使うものだから、数年間だけでも快適に過ごせれば十分。必要となれば快くやり直し する」という気持ちであればあえて反対はしません。

 保険外の前歯といっても、金属にセラミックを焼き付けたメタルボンドでは金属の色を反映して 歯茎は黒ずんでしまいます。強度的に劣りはしますが、オールセラミックの補綴物ですと確かに 黒ずみは解消すると思いますが、適合の問題で歯肉が赤く腫れ易い傾向もあります。補綴物 そのものの耐用年数は保険のものと同等もしくは長期間の使用に耐える可能性もあります。 ただし、二次カリエスや歯槽膿漏・根尖病巣に対しては全く同条件です。

 一方歯の漂白に関しては、少なからず障害が報告されています。医療にはリスクが付き物です のでそれ程問題にする程のものでもなさそうですが、私は「あんな怖い薬剤は使いたくない」という 心境です。

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