治療の刺激が最後のトドメとなって歯髄炎を起こしてしまうことがあります。
ムシ歯の治療後

日付、時間:Wed Nov 15 15:18:59 Japan 2000    氏名: E・R   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:27歳      性別: female  

質問:
初めまして。1ヶ月くらい前から上の前歯がしみるようになりました。その1ヶ月くらい 前に歯医者で虫歯を治療したばかりだったのでまた虫歯かなあおかしいなあっと思って先日 歯医者にいってきました。そしたら虫歯ではないとのことでした。先生もよくわからないみたいで した。
 知覚過敏だと歯茎のまわりがいたくなるはずと言われましたが私は歯茎はなんともありません でした。神経が興奮してるのかもしれないもしくは歯にすこし小さい傷がついてるからそのせいか もといわれましたが・・・・とくにぶつけたというのもないのですが・・・しばらく様子をみることになり ました。
 虫歯でも知覚過敏でもないのになんで歯がいたいのでしょうか?
水やお湯をのむとキュッというかんじでしみます。なんか原因がわからず不安です。どこか悪いの でしょうか?

メールアドレス: erisuke88@hotmail.com   ホームページURL: http://

回答   治療した歯が歯髄炎を起こすことは決して稀なことではありません。 歯髄はけなげな組織で、ムシ歯が歯髄に到達してもすぐに歯髄炎を起こすわけではありません。必死 に抵抗しているわけですが、その様な深いムシ歯を治療した場合、その治療の刺激が最後のトドメと なって歯髄炎を起こしてしまうことがあります。

 治療にあたって、歯髄との距離や歯髄の状態を知ることはできませんので、「危ないな」と思っても 直接歯髄に到達(露髄)しない限り抜髄は行いません。歯髄を守るために色々な薬品を塗布したりし て歯髄への影響を最小限にする処置を施して充填処置を行います。  結果は様々です。何事もなく経過するものから、一時的な軽い歯髄炎(知覚過敏)や今回のケース のように歯髄壊死に至るものまであります。

 おそらく、歯髄炎末期(歯髄壊死)になってしまったようですので、残念ですがその歯は抜髄になって しまいそうです。

返信:
お忙しい所ご返信ありがとうございました。
 私の言葉がたりなかったのかもしれませんがそのしみる歯は虫歯になったことはないのです。 前回歯医者にいったときは他の歯の治療をしたのです。それでも歯髄炎をおこすことがあるので しょうか?また、ストレスや疲れとの関係はないのでしょうか?

回答:
 知覚過敏の認識が少し違うようですが、原因はともかく歯髄が炎症を起こして外来刺激に対して 過敏な状態が知覚過敏です。お伺いした症状は“知覚過敏”ですが、問題は歯髄に炎症を起こした 原因です。
 レジン充填も原因の一つですが、今回は違うみたいですね。そうなると歯肉炎が最も疑われる原因 です。歯石や歯垢などを除去を徹底して知覚過敏抑制剤の塗布が有効と思われます。
 ストレスや疲れは知覚過敏に大きく関与しますが、原因ではありません。増悪因子という位置付け です。

返信:
お忙しい中ほんとにありがとうございました。
先生の所にお伺いして、診察してもらいたいのですが遠距離ですので、近くの歯医者さんでまた、 診てもらいます。ありがとうございました。

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