基本的には、プラスティックの食器と瀬戸物の違い。
前歯のブリッジ

日付、時間:Tue Nov 21 1:43:51 Japan 2000    氏名: a   
所在都道府県:滋賀   職 業:会社員   年 齢:24歳      性別: male  

質問:
先日、熱いお茶を飲んだときに、前歯がズキンとひどく痛み、、歯医者に行き診て もらうと、右の1の歯が原因であり、神経を抜く治療が始まりました。
 次の時にレントゲンで右の2も根っこの部分が黒く、膿がたまっているので神経を抜いたほ うがいいと2本の根管治療をうけていたのですが、だいぶ大きく2本とも歯の裏がけずられ空洞 になっていたので、最後は白く目立たないようにしていただけるのか尋ねると、2のほうは裏側 は銀歯になるといわれ、裏とはいえ銀歯はいやだと思い、他の歯科に行きました。するとそこで も2の黒い部分の膿のことを話され、このまま根管治療をおこなっても1ヶ月ほど先には、歯茎に 穴があいて膿がでてくるだろう、根管治療では治せないし、早くこの歯を抜かないと隣の歯も同じ ことになり前歯を2,3本抜歯しなくてはならなくなると聞き、なんか怖くなってその日のうちに2を 抜歯していただきました。
 家に帰ってからちゃんとゆっくり考えればよかったと鏡を見るたびに涙がでてきます。抜いてしま ったのは自分の意志なので今後の治療を納得しておこなっていきたいのですが、ブリッジした場 合1本が保険外では8万円で、3倍の24万円と聞きました。保険内外の違いを教えてください。
 また、これでよかったのでしょうか他に方法はあったのか教えていただけたらと思います。

ご意見・ご感想:
よくわからない文章ですがおねがいします。

メールアドレス: inaishi@f8.dion.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  抜歯した2番の詳しい状況は分かりませんが、トコトン歯牙保存にこだわるべきだったように 思います。根尖病巣が広がって隣のはを巻き込む確率よりも、新たに抜髄する歯に根尖病巣 ができる確率の方が数段高いので、今後周囲の歯が同じ運命をたどることが危惧されます。
 折角、根管治療で治そうとしていたものを抜歯したことについては非常に悔やまれますが、 今後二度と同じ過ちを繰り返さないよう教訓として心にとどめておいて下さい。

 保険内でBridgeを作った場合、総額で3万円以内(3割負担)だと思います。基本的には、 プラスティックの食器と瀬戸物の違いと考えて下さい。購入時には同じような光沢で見た目 は同じですが、使っているうちにプラスティックは光沢を失い黄ばんだり色素が沈着して数年 後にはみすぼらしくなってしまいます。その点、瀬戸物は、数十年程度なら新品同様とはいき ませんが使用には耐えられます。破折頻度は、食器の例えと違って保険外のセラミックの 方が強度的に優れています。こと補綴物だけの比較であれば、文句なしに保険外の品質に 軍配があがります。

 実際の臨床での耐用年数となると上部構造の耐用年数以上に、歯周疾患・根尖病巣・二次 カリエス・周囲の状況などに大きく左右されます。それらの条件は、保険外/保険内の区別は ありませんので、本来耐用年数はほとんど同じ。つまり平均的には5年程度という認識が必要 です。
 5年後に作り直す必要が生じた場合、「毎日使って5年間使ったのだから…」と納得できるので あれば保険外を選ぶ値打ちがあります。


質問:Thu Nov 23 14:01:05 Japan 2000
  11月21日に質問させていただいたaなのですが、ありがとうございました。次の日他の歯科 に行き、そこで治療をしていただくことにしました。それでもう一度質問なのですが、ブリッジをす る方法を聞き、そうなると両横の歯をけずり、3本とも自分の歯ではなくなるわけで他の方法を尋 ねると、抜歯した歯をいれるのは同じですが、両横は自分の歯を使い、裏からだけで銀色のもの で取り付ける方法もあると聞きました。その場合、固定する力は劣るためはずれやすいがはずれ たときに今度は3本をかぶせるブリッジにしてもいいし、と言われました。
 右の1は根管治療の途中だったので裏に穴があき今は白いものがつめられています。そして、 右の3は治療は何もしていないのですが歯と歯茎の境に少し黒くなった部分(虫歯?)があります。 表面が自分の歯であるかないかに、こだわって裏からの固定をするのと、すべてするのとではどち らがよいのでしょうか?
また後者の場合両横の歯が削られた後は何か仮にかぶせていただけるのでしょうか。お願いしま す。

ご意見・ご感想:
何度もすみませんがお願いします。

回答:
 できるだけ歯質の切削量を減らして天然歯状態を保つ方向は評価できます。
“何れ脱離したらその時に”というふうに双方が納得していれば問題はないと思います。 その“何れ ”が数か月先なのか10年以上先なのかは全く未知数です。

 問題は仮歯ですね。通常の方法では仮歯の製作は非常に困難です。それでも工夫しだいで仮歯 の製作は可能ですが、担当医の技術・熱意などにより仮歯を作るかどうかが異なりますので何とも 申し上げられません。担当医に直接聞いて下さい。

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