究極の原因は、「炎症成立に対する認識の誤り」。
9年前に抜髄

日付、時間:Sat Nov 25 12:48:12 Japan 2000    氏名: Nacky   
所在都道府県:静岡   職 業:会社員   年 齢:38歳      性別: male  

質問:
みなさんの質問の中から同じ症状の方を探して、参考にさせてもらおうと思いました が、心配になってきましたので相談させてください。
 現在、右下第2大臼歯の根元が腫れて排膿しそうな状態で、強く噛んだりすると鈍痛がありま す。この歯は、9年前に抜髄され詰め物をしました。その後、一年前にこの詰め物がとれました が、このときは、大丈夫だろうということで、根管治療をせずにメタルコアをしてクラウンが入りま した。
 一ヶ月前くらいから、歯茎の状態に異変がおこるようになり、現在に至っております。先日、歯 科医院に行ってきましたが、化膿止めの注射を打っていただいただけで、今後の治療の説明も なく終了し、痛くなったらまた来るようにと言われ、不安になりました。
 いろいろな先生のHPを見て、自分の症状は、根尖病巣ができた結果ではないかと思われるの ですが、いかかがでしょうか。(フィスチュラ?)この症状の治療には、根管治療の再治療が必要 であり、予後は、根管治療の腕にかかっていることを知り、二度と同じことにならないことを切に 願っております。歯を削るとか、抜歯ということは、手を骨折したら手を切りますか、というのと同じ くらいの重大事であるとも考えております。院内感染、治療技術・・・等、私達からは、判断のつか ないことが多く、どの歯科医院に治療をお願いしたらよいか困っていたとき、このHPに出会いまし た。
 何をもって、歯科医院を判断したらよいかわからないのです。静岡県にこういった治療のできる 歯科医がいればいいのですが・・・何かいいアドバイスをいただければと思いメールさせていただ きました。私は、先生の治療姿勢に共感しています。大変忙しいことを承知で申し上げるのですが、 一度診ていただきたいとも思っています。毎日、気になって夜も寝られない状態ですので、よろしく お願いいたします。
 現在の口腔内の管理は、毎食後と寝る前にフッ素入りの歯磨き粉で磨き、ウォーターピックで洗 浄し、洗口液でうがいするということをしています。

ご意見・ご感想:
いかにでたらめな治療が多いことに驚きました。と同時に、自分のデンタルIQ を高めていくことの重要性を強く感じました。

メールアドレス: respiration@excite.co.jp   ホームページURL: http://

回答  全てご推察の通りです。特に上質の治療を獲得するためには、歯科治療に対する知識を深める ことが最善と思います。

 ご質問の歯は、根管治療の不備であれば根管治療。歯根破折であれば抜歯もしくは ヘミセクションということになります。根管治療は歯科治療の中でも 最も基本的な治療ですので、本来は全国何処の歯医者でも同様の良質な治療が受けられるべき ですが、現実は医院探しに相当困難を極めるのが実態のようです。 治療結果が公に公表されることがないので、各医院の実態を把握することは不可能です。探せば 10軒に1軒以上あるはずですが、根負けすることが多いようですね。

 究極の原因は、「炎症成立に対する認識の誤り」という結論を得ております。私自身今後の活動 を通してこのことを訴えていく所存ですが、そう簡単に認識が変わるとも思えません。
 その歯1本だけですと1日で結果が得られると思いますし、過去の治療を診て治療の良否をアドバ イスできますので、ウロウロ探し回るより一度姫路まで来て頂いた方が方向が見えて来る可能性が 高いと思います。

 “口腔内の管理”については、定期的なスケーリングやメインテナンスがないと片手落ちになる可能 性が高いと思いますよ。

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