レントゲンに写らない軟組織に存在する炎症ではないでしょうか。
原因が特定できない

日付、時間:Mon Nov 27 16:05:31 Japan 2000    氏名: KF   
所在都道府県:千葉   職 業:その他   年 齢:34歳      性別: male  

質問:
こんにちは。11月8日に、左下第3大臼歯抜歯後の痛み についてご質問し、第2大臼歯の歯髄炎・歯髄壊疽・根尖病巣では、とのお答えを頂戴した者です。 その節はありがとうございました。その後、やはり痛みが続く状態でしたので、同じ歯科医院へ行 き先生に症状をお話しました。けれどもやはり先生は”原因を特定できない”とおっしゃって、本当 に困ったご様子でした。顎関節炎?神経系統の疾患?ストレス?歯槽膿漏?など様々な可能性 を挙げられ、丁寧な説明をして下さいましたが、歯根に関わる可能性にはふれられませんでした。
 思えばこれ以前に歯の治療を受けたのは中学生のときが最後で、この二十年というもの、幸か 不幸か”我慢できないほど歯が痛い”ということもなく過ごしてまいりました。知らないうちに目に 見えない症状が複雑化して、もう手のつけられない状態なのかしら、とも思い心配です。実際、先 生がおっしゃるには”特定の症状がきまった箇所にあらわれず変化に富んでいるので、まったく解 らない。”とのことなのです。長くなって申し訳ございませんが、その変化に富む自覚症状について 書かせていただきたいと思います。もしコメントをいただけましたら嬉しく存じます。

先生は時間の経過とともに治るものとお考えのようで、病院へ行ってもはたして原因がわかるかど うか、と消極的なご様子です。自分の身体のことながら、判断に困りご相談させていただきました。 どうかよろしくお願い申し上げます。

メールアドレス: kazuko.fk@nifty.com   ホームページURL: http://

回答  抗生物質・消炎剤が効くことやお伺いした症状を総合すると、“顎関節炎?神経系統の疾患? ストレス?歯槽膿漏?”よりも炎症の存在を疑います。レントゲン診査では異常なさそうですので レントゲンに写らない軟組織に存在する炎症ではないでしょうか。

   場所的に顎下腺や耳下腺の炎症。または顎下腺や耳下腺の 唾石症 を疑って診査されてみてはいかがでしょうか。大学病院の口腔外科(こうくうげか)や耳鼻科が守備 範囲です。

返信:
早速わかりやすいご助言を下さいまして、ありがとうございます。ご好意に甘え、もう一つご質問 させて頂きますことをお許し下さい。
 自覚症状をすべて事細かに話しすぎたために、先生がたを混乱させてしまう、ということはあります でしょうか? 歯科の先生がたが診断を下されるとき、必要な情報は例えばどのようなことですか。
 シンプルな歯痛にはじまりましたが、それを契機にホームページを拝見するようになり、口の中の ことに詳しくなってまいりました。このページに巡り会った幸運をしみじみ感じております。

回答:
 医者でも弁護士でも、必要なところは聞きなおします。余計なところは聞き流してその間に考察し ながらポイントを探ります。余計なことをしゃべって混乱するようでは“修行が足りない”ということで すのであまり気になさらなくても結構です。


返信:
11月28日にお返事をいただきました。余計なことでもしゃべってよいとのこと、安心しました。あり がとうございます。
 大学病院の口腔外科の先生を紹介していただき、きょう午前中に診察していただきました。いろい ろな原因が複合しての痛み、というようなことで来週またみていただくことになりました。幸い大学病 院の先生も、やさしくて親切な先生でほっとしております。
 歯痛と歯の治療に不慣れなもので、折々のご助言に感謝しております。ありがとうございました。

原因不明 原因不明 原因不明 原因不明 原因不明 原因不明 原因不明 原因不明 原因不明 原因不明 原因不明 原因不明 原因不明 原因不明