日付、時間:Mon Nov 27 19:12:57 Japan 2000
氏名: RO
所在都道府県:東京
職 業:自由業
年 齢:34歳
性別: female
質問:
Wed Sep 13 で以前お世話になりましたが、再度セカン
ドオピニオンを頂きたくメールさせて頂きます。
金属(水銀、コバルト、ニッケル、プラチナ、すず)にアレルギーがあり、今年4月にかぶせた前歯
4本(自費;が、どこに行ってもアレルギー以前に不適合な歯といわれました。1本やっていただい
た根の方もひどいそうです。。。トホホ)のやり直しと左5、6番の根の治療で大学病院まで通ってい
ます。今問題となっているのはキャナルス等にアレルギーがあるということです。歯の方はオール
セラミクス等の方法があるにせよ、治療でのFCやキャナルスにアレルギーがおこりうる場合、ブリ
ッジや入れ歯等しか方法がないのでしょうか?
PT(パッチテスト)なども100%ではないわけですし、確かにとても不安ですが、現在の医療でも
ここまで!ということなのでしょうか?尚、炎症の起きた歯はすべて矯正で動かした歯で根の治療
のしてあった物に限定です。何か溶けたり、今まで触れなかったものが生体に触れて炎症をおこし
ている可能性はありませんでしょうか?
先生のご意見をぜひお聞かせいただきたく存じます。東京在住で先生の病院に行けないのが本
当に残念です。(アドレスは夫婦共有ですので非表記願います。)
根管充填に使用するキャナルスは日本で最もポピュラーなシーラー(根管充填用セメント)です。
これにアレルギーがあるとすればちょっと厄介です。ただ、以前にも触れたように、基本的に生体
部分に触れる量はほんのわずかですし、アレルギー反応が強ければ過去に根管充填した歯全て
に根尖病巣があるはずです。反対に根尖病巣のない無髄歯(抜髄した歯)が存在するようであれば、
根管充填操作を完璧にすることによりアレルギーも最小限に抑えられ、全身に対しても問題がない
ものと思われます。
同じメーカーのキャナルスN(エヌ)は、充填操作が難しいものの生体親和性に優れた商品のよう
です。充填時に少量の血液混入により充填失敗の可能性が高いのが欠点です。ファイナペック(京
セラ)もアパタイトを主成分?に作られていますので親和性に優れた商品かも知れません。
返信:
ご返答有難うごさいます(いつも早いレスポンスを頂けて感激です)。お忙しい中、申し訳ございま
せん。少し安心いたしました。
前向きに検討していただくようにお話してみます。新規ではもう2度と根の治療をしなくても良いように
1本1本の歯を大切にしてゆきます。小さいことに見えて意外とどうしようもないことってあるのかな〜と
実感してしまいました。