治療方針は、ドクターの技術・経験・価値観によって大きく異なります。
治 療 方 針

日付、時間:Wed Nov 29 11:29:14 Japan 2000    氏名: 元木   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:48歳      性別: female  

質問:
上側左右の第3臼歯が歯周病のために動揺して、抜歯してしまいました。その時 にすでに上左側第2臼歯も動揺していたのですが、東京医科歯科大学では、それも抜歯する しかないと言われました。
 しかしY歯科ではしばらく様子を見ましょうということで、そのままの状態が続いています。しか し動揺はおさまりません。第3臼歯の抜歯あとについての質問ですが、Y歯科では、奥側が歯磨 きがしにくい構造になっているとのことで、そこは、そのままでよいといわれました。しかし別の歯 科ではインプラントをいれて奥歯をつくらないと、順番に駄目になっていくといわれました。医者に よって治療方針が異なるので、結局は自分で判断するしかないのだと思います。
@奥歯をいれたほうが良いのか、意見をお聞かせ下さい。
Aまたインプラントについての意見もお聞かせ下さい。インプラントについては、否定する歯医者 もいますが・・・・

メールアドレス: motoki@a3.shes.net   ホームページURL:

回答  治療方針の決定は、ドクターの技術・経験・価値観によって大きく異なります。“日本全国何処でも 同じ”と思う方が大間違いです。

 例えば、私ですとおそらく…動揺のある歯は抜髄して手術もしくは手術に準ずる除石を行って歯牙 保存を試みる方針になると思います。経験上長期保存が可能だった症例を多く経験しているからで す。しかし、その治療方法を他のドクターに無理やり押し付けたとしても、同じ結果が得られるとは 限りません。当然アドバイスとしては、歯牙保存を最優先した方向をお勧めしますが、担当するドク ターの技量・価値観などを加味して方針を決定する必要があります。

 インプラントについては、上顎7番欠損ではスペース的に不可能なケースが多いのであまり大きな 期待はできないように思います。インプラントに否定的な方々の意見をまとめると、リスクばかり 強調されているように思います。指摘されているリスクは確かに存在しますが、リスクを伴わない 医療行為など存在しないことと、インプラントに代わる最善の方法がないことに疑問を感じます。

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