日付、時間:Fri May 28 12:59:49 Japan 1999
氏名: 松本
所在都道府県:大阪
学生:学生
年 齢:23歳
性別: female
質問:
歯ぎしりのことなんですが。なぜするのでしょうか?
また、治療法や 、歯にはどんな影響があるのでしょうか?
歯ぎしりがひどいのは、じつは私ではなく、交際している彼なんですが、本人は気持ちよく
眠っているため、気に とめていないと思うのですが。歯にとってけっして良いものではないと
おもうのですが?
メールアドレス: s1322083@mail4.shitennoji.ac.jp
ホームページURL: http://
歯の萠出や挺出過程において、慣れ親しんだ噛みかたをするのに不都合な“当たり(早期接触)”
が生じてきます。無意識の中で「噛み難いなぁ」と思っているわけです。「この変な当たりさえ無ければ
もっと気持ち良く噛めるのに…」と思う気持ちが、寝静まった夜中に“歯軋り”として正体を現して
きます。歯の尖ったところをすり減らして心地よく生活したいがための怨念みたいなものです。
あの硬いエナメル質を平らにするためには、相当の労力と筋肉疲労を必要とします。
朝、目覚めて「良く寝たので、しっかり疲れた!」と思うかどうかは別にして噛み合わせに関る
筋肉のストレスと顎関節に加わる加重も相当なものだと推測されます。
この無言のストレスに対して、体力が優れば何ら障害をおこすことなく健やかな人生を送ることも
可能ですが、力負けした場合には“顎関節症”になり、最悪のケースではまともな生活すら不可能
な状態になる可能性(ほんの少しですよ)もあります。
早期接触→通常は上顎最後臼歯(じょうがくさいこうきゅうし)口蓋側(舌側)咬頭に、歯軋りで
磨り減った部分(ファセット)があります。こいつを見つけて、削ってやると速やかに症状が
治まります。もっとも、“こいつ”を見つけて削るのは神業に近いプロの業が必要かな?
余り、神経質になることはありません。ほっとけば自然に磨り減って治まります。どうしても
歯軋りが気になる場合や、深刻な顎関節症症状がでた場合には神業師を見つけて治して
もらってください。
返信:
ありがとうございました。歯ぎしりについて理解できました。削れていくのを待つっていうのも
なかなかしんどそうですが、そのうち、歯ぎしりしなくなるのだということがわかりよかったです。