日付、時間:Sun Dec 3 19:56:29 Japan 2000
氏名: c.w
所在都道府県:東京
職 業:その他
年 齢:24歳
性別: female
質問:
お世話になっております。以前10月24日に質問させていただきました。過去のQ&Aに
”矯正は絶対したくない”という題でのっております。
その後、現在通院中の医院の紹介で、矯正専門医のところへ行きました。そこで、矯正をしたい
気持ちは半分半分だということと、できれば上顎はやりたくないことを伝えたところ、現在通院中の
先生の治療方針(10月24日のところに書きました)は理想的ではないこと、あまり意味がないことな
どの説明を受けました。もちろん、矯正をしたい気持ちが強いのであれば、理想的な治療方法はあ
るが、全顎は嫌だということならば無理してやる必要はないとのことでした。専門医に相談したこと
で気持ちが吹っ切れ、矯正はやらずにすんだのですが、あまりにも意見の相違にびっくりしてしま
い、現在通院中の医院に不信感を抱いてしまっている状態です。
その後担当の先生は、専門医が必要ないと言っていた事にはなにも触れずに、”矯正はやりたく
ないということなので、やめておきましょう”の一言でした(半年以上にわたり拒否し続けていたの
に・・)。転院するべきだとは思うのですが、以前にも書いたように治療途中で、ほとんどの奥歯が
仮歯の状態です。
その後の治療としては、半年前に左下親知らずを抜歯したのですが、その後歯茎が盛り上がっ
てきてしまったため、歯茎を切除する手術をした後、型をとって、技工士さんの作る仮歯(1本5千
円)をつけて、そのあと最終的なかぶせ物をするとの説明を受けました。白いかぶせ物を希望して
いるため、神経のない歯で、1本10万円(その他土台に1万5千円)、神経のある歯で、ART-GLASS
ONLAYというのが8万5千円、ART-GLASS INLAYというのが5万円とのことです。かぶせ物の値段
は、このホームページを見ていても、平均的かな、と思うのですが、技工士のつくる仮歯1本5千円と
土台1万5千円というのが、過去の別の歯科医院ではいわれた事がないので、納得いきません。
話が変わりますが、このホームページで、根管治療の大切さを知り、現在通院中の医院は根管
治療が丁寧で安心しておりました。しかし、矯正の1件もあり、少し不信感が出てきてしまったため、
技工士の作る仮歯1本5千円と土台1万5千円というのが妥当でないならば転院を考えてしまいます。
それに、矯正を結果的にやらなくなったため、担当の先生の意欲もなくなってしまったような気がし
ます。今は、根管治療が丁寧であること意外で、そこの医院に通っている理由はありません(それが
重要だから悩んでしまうのですが・・)。
そこで質問です。技工士の作る仮歯というのは必要なのですか?
あと、土台1万5千円というのは妥当ですか?
ちなみに父が通院している医院では、保険外のもので土台5千円だそうです。それと、虫歯、根管
治療を終えて、最後のかぶせ物という段階で転院はひどすぎますか?(苦労して治療したのに、一
番いいところは他がやる、という意味で・・)。
勝手な質問ばかりですが、よろしくお願いいたします。
治療する側としては、「嫌だ」と言ってるものを説得するに足りる条件を探して納得させるのは
大変ですし、あとあとの責任も重くなってしまいますので敬遠したくなります。矯正の一件は終止符
をうって次のステップに進んだことは良かったと思います。
仮歯や土台の費用は、結論としては不信に思う必要のないことです。元々自由診療で、価格設定
は各医院の裁量の範囲です。土台・仮歯の費用込みで13万円という医院もあれば、土台・仮歯の費
用別で13万円と言っても構わないわけです。患者さん側からみれば、土台や仮歯を含めた総額で、
他院との比較や対応・技術を判断すべきことです。特に根管治療の良し悪しは予後を大きく左右する
ことですので、ウエイトは大きいと思います。その点上部構造の良し悪しは、素人的にも評価しやすく
“上手なところ”を探すのは容易です。
面倒で割の合わない根管治療だけ済ませて他に転院するのは、日本的な価値観からすればやや
道義にはずれているように思いますが、基本的には患者さんの判断を優先されても指し当たっての
問題は生じません。しかし、再び根管治療が必要となった時(他の歯を含めて)、改めて通院すること
だ難しくなるデメリットも視野に入れておく必要があります。