レントゲンでは確認でき難い歯髄炎。
奥歯のうづき

日付、時間:Sat May 29 22:45:54 Japan 1999    氏名: yo-chang   
所在都道府県:滋賀   職 業:主婦   年 齢:24歳      性別: female  

研修!研修! 質問:
ある日柿の種を食べていたら奥歯がうづき、歯科で診てもらったら歯槽膿漏だと いわれました。虫歯もあるけど痛むほどの虫歯ではないから歯槽膿漏からきているのかも 知れないと言われ、虫歯の治療はしてもらえず、歯磨きの仕方を教えてもらい帰りました。 今でもごはんを食べる時すごくうずくのですが、やはり歯槽膿漏からの痛みなのでしょうか? それともちょっとの虫歯でもすごく痛く感じる人間もいるのでしょうか?

ご意見・ご感想:
歯の事で悩んでいる人って意外にたくさんいるんだなぁ、と思いました。

メールアドレス: yo_chang@d2.dion.ne.jp   ホームページURL: http://

回答

  1. 歯髄炎
    いわゆるムシ歯の痛みですが、単純なムシ歯だと見た目で明らかですので今回のケースでは 該当しません。それよりも過去に治療した歯(特に半年程度前)の神経が腐ってしまった場合 が考えられます。レントゲンでは確認でき難い症例です。熱いものがしみたという既往があれば 間違いなし。→処置:感染根管治療。
  2. 根尖病巣
    過去に治療した歯で、被せなどの処置を行った歯。レントゲンで比較的容易に確認できるはずです。 →処置:感染根管治療。
  3. 歯槽膿漏
    歯と歯の間(隣接面)の歯肉を触ると痛いような場合。→処置:歯石の除去。
考えられるのは、以上の3つのケースです。年齢的に歯槽膿漏はないのでは?と思いますが、 何れにしても基本的に歯石の除去は行うべきです。おそらくレントゲンは撮ったでしょうから 根尖病巣を見落とす可能性は低いのではないでしょうか。最後に一番可能性が高いのは 過去に詰めた既往のある歯で、一見ムシ歯とは思えないような歯が歯髄炎を起こしている 場合です。
ちょっとの虫歯でもすごく痛く感じる人間はいないように思います。痛みがあるところには 必ずそれなりの原因が潜んでいます。

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