日付、時間:Tue Dec 19 15:57:12 Japan 2000
氏名: KT
所在都道府県:東京
職 業:会社員
年 齢:34歳
性別: female
質問:
12月2日に右下の親しらずを抜歯しましたが、出血が少なく、ドライソケットになって大変
痛かったので4日後に再掻爬をしてもらいましたがそれでも思うように出血せず、抗生物質と痛み
止めを処方され、何とか我慢しました。
抜歯直後から隣の歯も痛かったのですが、最初のうちは抜いたあとの穴のほうが痛くて後回しに
なってしまい、2週間たった頃から隣の歯の痛みのほうがひどくなってきました。何もしなくても鈍い
痛みがずっとありますし、ものを噛むこともできません。これは、「親しらずを抜いたことにより隣の
歯が動いてしまって噛み合わせがずれてしまったから」と言うことで、噛み合わせ部分を削る治療
を2回したのですがまだなおりません。もうしばらく様子をみてなおらなかったらこの歯の神経を抜
きましょう、と言われているのですがそうしたほうがいいのでしょうか。
理由はわからないのですがこの一連の治療においてレントゲンを1度もとっておらず、本当に歯が
動いてしまったからなのか他の理由なのかも私にはわかりません。レントゲンは特に必要ないのか
もしれませんがだんだん心配になってきました。歯が動いてしまって神経を抜かなければならなくな
るようなことはよくあることなのでしょうか。ちなみにこの歯は5年以上まえに虫歯の治療をしました
が、現在は虫歯ではないそうです。
ご意見・ご感想:
あまりにも痛みが続くので何か情報がないかと思って見ていたらこのページを
見つけました。似たような症状の方の質問をできるだけ読んでみたつもりですがもし質問が重複して
いたら申し訳ありません。
“隣の歯が動いたために抜髄”という図式ではありません。「動いたためにかみ合わせが狂った
かもしれないので咬合調整をしてみたけど効果が得られないので別の原因を考えて見ましょう」。
その結果、隣の歯に炎症が波及していて神経を抜く必然性がある状況かも知れませんということ
だと思います。
20歳そこそこで抜くべき親知らずを10年以上放置していたわけですから、親知らずの炎症が隣
の歯まで波及してしまうことは決して稀なことではありません。「そのようなリスクがあるから、親知
らずは早い段階で抜歯しましょう」と常々申し上げている次第ですが、本当に波及しているのであれ
ば抜髄は当然の処置だと思います。問題は、本当に波及しているのか否かです。やはりレントゲン
を撮って、明らかな確証を得た上で抜髄を決定すべきでしょうね。
ちょっと削ってダメだから抜髄は結構ですが、抜髄してダメだから次の可能性を模索するようでは
話になりません。隣の歯の症状から抜髄も選択肢の一つだと思いますが、抜髄に値する理由を
もっと明らかにした上での決断を願います。