抜髄になったあとの処置は、残存歯質と部位によって決定。
抜髄後の補綴

日付、時間:Wed Dec 27 6:52:46 Japan 2000    氏名: ロアゾ−   
所在都道府県:神奈川   職 業:その他   年 齢:22歳      性別: male  

質問:
はじめて質問させて頂きます。他の方の、表題が「歯が欠けた 」と言う所で自分の症状とよく似てると思い、参考にさして頂きました。
自分の場合下の歯の、左側第1小臼歯の端っこの部分が五分の一ほど欠けてしまいました今の 所痛みも無いのですが、欠けた箇所が少し黒いのでたぶん虫歯が原因だと思い昨日歯医者で診 てもらったら、見た目よりももう少し奥の方が空洞になっているらしく、これはもう神経を抜いて虫 歯を削り、詰め物をして銀歯をかぶせるしかないと言われました・・自分としては詰め物だけで済む と思っていたので銀歯をかぶせなければいけないと聞いた時には見た目的に嫌だな〜と、かなり ショックです・・
 先生の話によると、神経を抜いてしまった歯は圧力が掛かった時に詰め物をしただけではその 詰め物自体がすぐ壊れてしまうので銀歯などをかぶせるしかないそうです。でもやはり銀歯はどう にか避けたいのです、かといって保険の利かない白い歯をかぶせる予算もありません・・表題「歯 が欠けた」では、レンジ充鎮すれば数年間もつと在りますが、それは自分の場合も可能でしょうか?
お忙しい所すみませんが、どうぞご教授して頂きますよう宜しくお願い致します。

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回答  エナメル質が欠けるのに先立って、象牙質内部では相当大きくムシ歯が進行しているはずです ので抜髄の可能性については容易に想像できます。勿論できることであれば抜髄を避けたい気持 ちは担当される先生も同じだと思います。

 仮に抜髄になったあとの処置については、残存する歯質の量によっては インレーも選択肢に入ると思います。勿論歯牙破折の可能性は否定できませんが、通常の 破折であればその時点でクラウンに移行することになります。最悪の破折は歯根まで真っ二つ で、その場合には抜歯になってしまう可能性があります。とはいっても実際の頻度は1%未満です ので、インレーもかみ合わせ部分を金属で被うなどの工夫をすれば選択する余地は十分あるもの と思います。
 ちなみに、小臼歯ですのでレジンによる回復は不可能であると同時に、破折の危険性は工夫した インレーよりも高いものと思われます。

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