“ 補綴物維持管理料 ”の弊害ですね。
保険の補綴物

日付、時間:Wed Dec 27 23:13:31 Japan 2000    氏名: HT   
所在都道府県:神奈川   職 業:会社員   年 齢:29歳      性別: female  

質問:
今年の2月に、下6番の歯に冠を保険で作りました。その後、歯茎がはれ、今年の12月 に再び検査してもらったら、根には異常がないが、治療するには、いったん冠を壊して掃除(?)を しなければならないとのことでした。
 しかし、保険で作った歯を再び壊し、また入れなおすとなると、保険がきかず、実費請求との事で した。1回目に造ったときに、この歯を○年使用すること、と書かれた紙にサインをした記憶があり ます。これはなんだったのでしょうか?そのときは、余り知識がなく、いわれるがまま、記入しました 。こんなにも早く悪くなるとも思えず、治療後、歯間ブラシとフロスで念入りに掃除もしていました。 ただただ、納得がいかなく、でもこのままにしておくのも問題なので、お金を払って造ってもらう事に なると思うのですが・・・この場合、今の掛かっている歯医者以外のところで、再治療を行った場合、 保険で造れるのでしょうか?
以前に保険で造ったなどという情報が、歯医者さん同時の間で分かるものなのでしょうか?
教えてください。よろしくお願いします。

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回答  “ 補綴物維持管理料 ”の弊害ですね。
補綴物を作成するにあたって、根管治療に問題がありそうでも症状がなければ、寝た子をたたき 起こすような根管治療を行うことは避けるべきだと認識しております。それが数か月先に痛みを 引き起こすことが確実であれば当然説明して治療すべきかもしれませんんが、場合によっては 数年・10年以上症状が起こらない可能性もあります。しかも、根管治療は確実に治癒させるもの ではないのと同時に、歯根破折や穿孔などの高いリスクもあって治療の開始が抜歯に直結する 可能性は無視できる確率ではありません。

 補綴物維持管理料は、製造者責任みたいなもので作った限りは2年間保障ということになって います。「2年間根管治療の必要があるかどうかを見極めて」という趣旨なのかもしれませんが、 神様でもないのにそんな見極めができるはずがありません。見極めなかったドクターが悪いのか、 根管治療に問題を残した歯もしくは以前抜髄したドクターが悪いのかの判断はできないように 思います。とにかく、補綴物を製作した医院では2年間保険での治療はできません。自費もしくは 無料という扱いになってしまいます。
 一方、他の医院ではそれらの責任は一切ありませんので、保険内での治療が可能です。患者さん のためにというよりは、医療費抑制のために作られた規則のようですので“恨みっこなし”で他の 医院での治療をお勧めいたします。

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