根管治療の基本は、異物の徹底排除!!
バイキンが入った?

日付、時間:Tue Jun 1 12:28:56 Japan 1999    氏名:    
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:31歳      性別: male  

質問:
およそ1ヵ月ほど前、治療済(銀冠装着)の左上の奥歯が、痛み出し、診てもらったところ、 中が虫歯になっていて膿がたまっているということで、神経を抜いて、膿を出すという治療を してもらいました。
その治療期間中に、首の左側のリンパ腺が痛みを伴って腫れはじめたのです。一時は、痛みも腫れ もひいたのですが、神経治療も終わり、新しい銀冠をかぶせる時期になって、また激しく痛み出し、 今度は頭痛もするようになりました。治療中に、ばい菌が入ったのではないかと推測されますが、 どのように対処すればよろしいでしょうか?内科にて抗生物質をもらいましたが、今のところ、良く なっているようには思えません。よろしくお願いいたします。

穿 孔
除石
回答  根管治療の基本は、根管内に貯留した汚物(異物)の徹底排除と綿密な死腔閉鎖です、 ちょっと専門的な用語で分かりにくいと思いますが、神経の有った管の掃除と整理整頓が基本 です。掃除が不充分であれば途中腫れるでしょうし、整理整頓が不充分であれば後々痛みの 原因を残す結果となります。
 一般に“バイキンが入った”という表現を使いますが、歯科領域の炎症を起こすばい菌は、 いつでも存在しています。炎症を起こすに足りる条件が整えばいつでも炎症を起こすことが 可能な状況です。
 抗生物質を使って一時的に炎症を抑えても、原因が排除されない限り必ず再発します。 歯根破折や穿孔が原因であれば抜歯や ヘミセクションも やむを得ないと思いますが、一般的に考えて適切な処置は、改めて根管治療をやり直すことです。
 別の歯科医院に変えた方が良さそうですね。

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