色の違いと段差を主訴に、他の医院に行くことをお勧めいたします。
白い詰め物

日付、時間:Wed Jan 10 2:30:27 Japan 2001    氏名: H・H   
所在都道府県:兵庫   職 業:主婦   年 齢:30歳      性別: female  

質問:
中切歯2本の治療で白い詰め物をしてもらいましたが、色が合っていないのかとても 目立ちます。左右の歯自体も色が違うので余計に詰め物の色が浮いて見える状態です。また詰 め物が盛り上がっていて歯の表面に段差もあります。その事を医師に伝えましたが「一番合った 色をいれてます。」とのことでした。それ以上は何ともできないし、するつもりはないと。
やはり、前歯は一番目立つところなので気になって人と話しをするのもためらわれます。歯が残 ってるだけ良しとこのまま我慢するしかないのでしょうか?

回答  色の違いと段差を主訴に、他の医院に行くことをお勧めいたします。
保険制度の歪が仁術をゆがめている一つの例だと思います。日本中が全て自由診療だったら、 色合わせなどをしっかりする代わりに値段の少々高い歯医者と、機能上は問題がなくって少々 荒っぽいが安い歯医者がいても両立するはずです。手間と技術を値段に転嫁することも自由 だからです。
 ところが保険制度も下では、色合わせの費用まで含まれた金額設定になっていませんので 同じ医院でもう一度やり直すということは無料扱いになってしまいます。「せめて材料費だけでも 負担してください」というのも違法行為になってしまいます。その結果往々にして、「色合わせの 難しい歯だから我慢しなさい」ということになってしまいます。“再治療は初回の1/2程度の費用” という規則でもあればきっと喜んで再治療に応じてれると思います。

 その点初診料その他を含めてもう一度支払わなくてはいけませんが、他の医院に行けば保険 適応としてもう一度やり直すことが可能です。しかもその件を主訴に受診されたとすれば、最初か らその要望に応えるべく配慮した治療になります。

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