歯髄も第二象牙質を形成してムシ歯を防御しながら後退。
第二象牙質形成

日付、時間:Wed Jan 10 21:20:15 Japan 2001    氏名: Y.N   
所在都道府県:広島   職 業:その他   年 齢:34歳      性別: female  

質問:
こんばんは。根管治療のお願いに伺ったのにに、結局 虫歯の治療も(複数)していただくことになり、本当にお世話になっています。先日、先生もあき れられた(?)左上5番ですが、あまり左側で噛まないようにしているせいか、ほとんど痛みはあ りません。ただ舌で押したり少し物を噛んだりすると少しうずうずするような感じです(根管治療し ていただいている4番の方と区別がつかないこともあるのですが)。無理を言ってかぶせになら ないようにお願いしたのですが、先生も言われるように歯質がほとんどない状態なので、歯のた めにはかぶせてしまった方がよかったのかな、と思ったりもしていますが。どうなのでしょうか?
ただ上の5番ということもあって、結構目につくところなので、すっぽり銀、というのはとても抵抗が あるのです。この歯に限らず、「できるだけ」これ以上の虫歯、抜随→病巣の心配は避けたいで すし、ましてや何にしても抜歯にはしたくないのですが、先生のアドバイスのようにまめにスケーリ ングを心がけて、治療の時期をのがさにようにしていれば可能なのでしょうか?
 先生もお気づきのように、あまり痛みとかを感じないので自分で気付きにくいようで不安なのです。 フロスが切れる、とかそういう時はやはり要注意ですか?
また、目立つところに銀、というのはやはり抵抗があるのですが、例えばこの5番のような歯をか ぶせるなり、つめる(?)なりするときに、銀のような目立つものでなく、もっと自然に見えるように するには、(歯にもその状態にもよると思いますが)どのような方法があり、具体的に費用はどの くらいかかるのでしょうか? お忙しいと思いつつもいろいろ質問してしまい申し訳ありません。

ご意見・ご感想:
メールということでたずねやすさから、ついついいろいろお聞きしてしまいす みません。それにしても本当にたくさんの質問が寄せられていて、それに対する先生の迅速な対 応に本当に驚いています。16日にはまたお世話になります。その時にでもお教え頂ければありが たいです。それから先生に無理に(?)お聞きした先生ですが今のところまだみつけられていませ ん。

回答  問題の|4のムシ歯の深さには戸惑いましたが、なかなかの生命力の持ち主のようで、 歯髄も第二象牙質を形成してムシ歯を防御しながら後退していったものと思われます。普通なら 完全に抜髄になってしまうところです。その生命力に期待してかなり無理なインレーでの修復を 行いますが、経過さえ良ければそのまま数年以上使える可能性があります。

 いよいよ抜髄、もしくは歯冠破折等の場合はクラウンによる回復になってしまいます。その場合、 保険では一応ギンギラの被せです。保険外であればメタルボンドでの回復も可能ですがあまり先 の心配より、根管治療後の経過や、インレー修復の経過を見守ってください。

   フロスが切れるからすぐに治療ではなくて、日常気になる些細な異常をそのままにしないで気軽に 相談して原因を究明する姿勢が歯を守る重要な心がけです。

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