滲みるとか痛む可能性が高いことを重々承知して治療。
大きなインレー

日付、時間:Tue Jan 16 13:40:22 Japan 2001    氏名: kt   
所在都道府県:東京   職 業:主婦   年 齢:30歳      性別: female  

質問:
2年前に、右上一番奥の歯が虫歯になり、大きなインレーを入れてあります。削る 時は麻酔をしてもらったので、痛くはありませんでしたが、インレーをくっつける時に麻酔をし なかったので、叫びたいくらいの痛みが走りました。その日の夜にはその痛みはなくなりホッ としていたのですが、冷たいものがしみてしまい困って先生に相談しました。でも、一時的な ものだから安心してよいと言われ、そのまま放置したまま、2年たちました。しみるのに慣れた というかなんというか、そのままでした。自然にその歯に水が行かないようにする癖でもついた のかもしれませんが、この歯はほっとくとダメになるでしょうか?
 それと、反対側の左上の一番奥も同じくらいのインレーがあります。これは痛くはありません が、歯ブラシがひっかかるので鏡をみたら、インレーと歯の間に穴があいてました。歯間ブラシ でごしごし中を掃除したら、白い粉が溶けたようなもので、匂いは歯医者さんのくすりかまたは 、セメントのような感じで、見たところ、灰色のあなです。おそらく虫歯だと思いますが、 歯茎の境目なのです。治療するには難しい場所なのでしょうか?
ごちゃごちゃ書いてしまいましたが、お願いします。

回答  治療したあと滲みるとか痛むことは、患者さん以上に歯科医にとって困った問題かも知れません。 深く進行したムシ歯を治療したあとに、滲みるとか痛む可能性が高いことを重々承知して治療しなく てはならないからです。
 右上の奥歯を例にとると、もし2年前に治療しなかったらその数か月後に激しい痛みとなって 抜髄になっていた可能性は高いと思います。その点、“治療→即抜髄”のリスクと後々の知覚過敏 のリスクを背負いながら治療したお陰で今日抜髄にいたることなく2年の延命効果が得られたもの と解釈します。今後何年間効果が持続するか分かりませんが、所定の効果は得られたものと思い ます。勿論、理想形は、知覚過敏もなく経過して欲しいものですが、結果は理想とは少し異なって しまたようですね。

 左の奥も今回の教訓に従って、早めに治療するべきfだと思います。

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