“レントゲンでは簡単そうでも実際には難しい親知らず”はやはり存在します。
抜歯の中断

日付、時間:Tue Jan 16 15:28:38 Japan 2001    氏名: h/h   
所在都道府県:兵庫   職 業:その他   年 齢:30歳      性別: female  

質問:
先日は 前歯の相談で早々のアドバイスをいただきあ りがとうございました。今回は親知らずの抜歯についてちょっと疑問に思ったことを書かせても らいます。
 特に急いで抜歯を必要とはしていなかったのですが、思いきって右下の親知らずの抜歯をし てもらうことにしました。以前左の親知らずも抜歯してもらっていたので今回も楽に一瞬で抜け るんだろうなって感覚だったのでが、実際には麻酔をしてレントゲンを撮っていざ抜歯の段階に なるとどうやっても抜けないのです。ペンチみたいなものではさんで引張るとパッチーンと歯が 砕け飛び散るし、いろんな物を使って大変苦労しておられるようでしたが、結局50分格闘した 後「もうグラグラしてるんだけど、根っこ曲がってるのか抜けませんでした。
 今度歯を割って抜きましょう。」次回の予約は1週間後で,痛み止め3錠と抗生剤3日分をもら って帰りました。その後はご想像のとうりです。痛みは取れるはずもなく3日後に診てもらいま したが、炎症を起こしている為に違う抗生剤を出されただけでした。最初に完全に抜歯をしても らえていれば余計な痛みに悩ませる事もなく余計な治療費を払う事もなかったのに・・・。
レントゲンでは簡単そうでも実際には難しい親知らずの抜歯は多いのですか?
その為に抜歯の自信があっても途中で中断して次回にまわすのはなぜなのでしょう?
次回の抜歯もどうなるのかとても不安です。旅行の予定もあるし抜歯を来月までのばそうかとも 思っています。長々と書きこみすいませんでした。
余談ですが、レントゲンと麻酔の順番は関係ないのですか?

ご意見・ご感想:
先生、本業とHPへの書きこみとお忙しいのにいつも悩める患者の為にお 力をお貸しくださりありがとうございます。毎日の寒さにお気を付けください。

回答  “レントゲンでは簡単そうでも実際には難しい親知らず”はやはり存在します。その頻度は抜歯する ドクターの技術によって異なりますので一概にはいえません。例えば口腔外科出身で、大学病院で 十分な経験をお持ちで「自分が抜けなければ誰が抜く」程の自信をお持ちの先生だったら、的確な “あの手この手”を繰り出して必ず抜きますので抜歯中断など経験がないものと思われます。

 次回に回すのは自信があるからではなく、そのままの続行では抜く自信がないのと双方の体力 限界、更にはその間待せている他の患者さんを気遣っての判断だと思います。術者の気持ちも あせりがありますので、しきりなおして平常心で抜歯に望むことも大切です。その間に、新たなアプ ローチの方法を検討したり、器材の調達もできます。
 お互いに抜けるまで不安でしょうが、とにかく乗りかかった舟ですのでもう一度チャレンジしてみて 下さい。レントゲンは、必要に応じてと撮りますのでその順番は全く無関係です。

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