咬合圧による歯槽骨破壊や咬合平面の乱れと咬合の低下。
抜歯後16年放置

日付、時間:Wed Jan 17 0:07:25 Japan 2001    氏名: TN   
所在都道府県:神奈川   職 業:主婦   年 齢:36歳      性別: female  

質問:
16年ぶりに歯科通院をする決心をしました。そこで質問があるのですが、16年間 左下(6)がないままなのですが、何か悪影響があるのでしょうか。
普通は抜いたままということはないのでしょうか。
右の方でばかり噛むくせがついてしまったためか、右下(6)(7)がボロボロです。これは治療 を始めたのですが、それもあってごはんがうまく噛めなくて、左の奥歯があれば、、、と悔やんで います。歯がないことによる影響と、今からでも何か打つ手があるのかどうか教えてください。 よろしくお願いします。

ご意見・ご感想:
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メールアドレス: tokoniwa@aol.com   ホームページURL: http://

回答  抜歯したまま放置しておくと、両臨在歯が欠損側に傾斜し、対合する歯は欠損部分に向かって 挺出してきます。その結果、咬合圧による歯槽骨破壊や咬合平面の乱れと咬合の低下( 咬合低位)による顎関節症( 症状を引き起こす可能性がありますので、教科書的には「抜いたら→欠損補綴」が原則です。

 しかし現実の問題としては“抜き放し”は少なからず見受けられます。特徴として両臨在歯の 傾斜は教科書通りですが、歯が密集していない分ムシ歯が少なく、根管治療による根尖病巣 もないためにかえって健全な印象を受けます。
 今からできることで最善なのは、欠損部分にインプラントを植えることだと思いますが、保険外 扱いですので費用が高いことと、必ず成功するものではないことに対する理解が必要です。

返信:
先日は欠損の歯について、丁寧に質問に答えていただきありがとうございました。 私の場合はもともと歯が大きくて、高校生の頃撮ったレントゲンでは、みんな奥に向かって斜 に傾いた歯並びだったのが、最近撮った時にわりとまっすぐになっていたので、このままにして おこうと思います。

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