根本の歯槽骨破壊を食い止めなければ治療としては全く無意味。
歯槽膿漏の治療

日付、時間:Thu Jan 25 16:39:06 Japan 2001    氏名:    
所在都道府県:京都   職 業:主婦   年 齢:32歳      性別: female  

質問:
初めて質問させていただきます。つい最近まで歯槽膿漏で歯医者にかかっていた のですが、これで終了ですと言われ、今不安でなりません。
いちおう、10年20年持つでしょう。またぐらつきがひどいようならば固定?もしますよ。と言われ てはいますが。左上の2,3と下の1が特にひどくたぶん重度以上だと思います。表面的にはブ ラッシングの効果もあってかおちついてきましたねと言われましたが、歯茎の中までは何もして もらえませんでした。そこは歯周病専門ではないのでしょうね。
 ぐらつきも最初は落ち着いたように思えましたが、先週右下の7の詰め物をなおしたころから また、ぐらつきがでたように思えるのですが、何か関係があるのでしょうか?
府北部に歯周病専門の先生はいらっしゃらないのでしょうか。教えてください。 
あともう一つ市販の歯周病のお薬は使っても価値はあるのでしょうか。

回答  32歳で「10年20年持つでしょう」は寂しすぎますね。
動揺の著しい歯を連結固定しても、根本の歯槽骨破壊を食い止めなければ治療としては全く 無意味なだけでなく、清掃性を損ない状況の悪化さえ懸念されます。

   ブラッシングも抑制効果は期待できますが、満足できる程の効果は望めません。市販の歯周 病のお薬にいたっては、効果ゼロとは申しませんがそれに頼って無駄な時間を費やしている 間に取り返しのつかないところまで進行してしまいそうです。
 とにかく沈着した歯石を徹底的に取ることと、継続して除石を行って、常に歯石のない状態を 保つことが最善であり、それに勝る抑制方法は存在しません。手ごろなところに認定医はいらっ しゃらないようですので、自ら進んで歯石除去と定期健診(毎月のスケーリング)を申し出て、快く 応じてくれる先生を探す努力を続けてください。

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