“せめて大きな歯の大臼歯だけでも”は禁句。
全面プラスチック

日付、時間:Fri Feb 9 0:48:01 Japan 2001    氏名: M   
所在都道府県:東京   職 業:その他   年 齢:38歳      性別: female  

質問:
左上34(ダミー)56のブリッジの事でお尋ねします。笑うと56の銀も結構目立つので、 全部金属で表面のみプラスチック(白)というのを作ってもらいました。当初、前面の見える表面の みプラスチック(白)で咬合面は銀のままにして欲しいとお願いしましたが、出来あがりは、3番の み裏が銀で、後は全面プラスチックを貼られたブリッジでした。
 私が咬合面を銀のままにして欲しいとお願いしたのは、破損を心配したのではなく(それもありま すが)第1大臼歯(6)の噛み合う下の歯も金歯でして長年上銀歯クラウンとの噛み合せで慣れて いる為、何となくプラスチックと金が噛み合うようになるのイヤだという予感あったからです。できて きたのが、咬合面もすべてプラスチックだったので、あんなにお願いしたのに...と、一瞬唖然と していたら、先生が私の気持ちを察し「技工師さん都合でこうなりましたが、破損の心配はいりま せん。保障しますから..」と説明されました。本当にいい先生なので、私もそれ以上「いえ、そう じゃなくて...」と、言えずとりあえずつけてもらったら、やはり幾ら高さを削っても、奥歯に何か噛 んでいるような違和感(特に第1大臼歯)で気持ち悪くて仕方ありません。
 慣れなければとがんばってみましたが何日たっても慣れません。銀クラウンの時は装着初日か らこんな違和感なくすごせました。それにしても分からないのは、どうして咬合面を銀のままにしと いて頂けなかったかという事です。型取りのときに、重ねてお願いしたので安心していたのです。 今、仮止め中で、問題無ければ、次回ちゃんと接着することになっていますが、費用も自費あつか いですので、私としてはせめて大きな歯の大臼歯だけでも、銀の咬合面にしてほしいのです。次行 った時、お願いしてももう遅いでしょうか?
あれほどお願いしてダメだったという事は何か理由があるのかと思いますが、大臼歯ですし、金属で なくてはならない理由はわかりますが、なぜプラスチックでなければならないかが、やっぱりわかり ません。そもそも審美的な理由で見た目を白にしたいと言ったので、それなら上をむいて口を開け たら見える咬合面も白の方がいいだろうと気をきかせてくださってるのかもしれない(ほんとにいい 先生なので)のですが、その場合、先生がよかれと思ってやや強引にでも、勧めてくれているやり方 を、どう言えば気分を害する事無く、自分の希望をお願いできますでしょうか?宜しくお願いします。

回答  気を利かせたのか、単純な伝達ミスだと思います。 咬合面をレジンで作ったクラウンは、破折もさることながら経年的に磨耗してしまいますので咬合 高径にも変化がおきてしまいます。その負担は周囲の歯にかかってしまいますのであまり好ましい 設計とは思えません。

 「“口を開けたら見える咬合面も白の方がいいだろうと気をきかせてくださった”ようですが、“何日 たっても慣れません”お手数ですが最初の要望通り咬合面が銀のブリッジに作り直してください」と 正直に言われたらどうですか?
 “せめて大きな歯の大臼歯だけでも”は禁句。作り直すにあたって、結局最初から作り直すことに なりますので手間の削減には一切なりません。かえって、ムッとします。

 私の場合、「痛みだけ止めてください!」という患者さんにムッとします。痛みの原因が何であるかを 特定して除去するから痛みが止まるのであって、それに手間や時間がかかるのに簡単に言うなと 怒ることがしばしばあります。患者さんの遠慮が、ドクターの手間を省く場合には歓迎されることも、 手間が一緒の場合にはやる気を喪失させてしまう可能性があります。

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