大切なことは、新たな無髄歯を作らないこと。
無髄歯が一杯

日付、時間:Thu Feb 15 8:49:59 Japan 2001    氏名: 匿名希望   
所在都道府県:北海道   職 業:その他   年 齢:31歳      性別: female  

質問:
歯根破折についてなのですが、私は子供の頃から虫歯が多くて神経の無い歯が 10数本あります。このHPを見てとても怖くなりました。神経の無い歯は将来殆どが歯根破折 してしまう可能性が高いのでしょうか?
また年数や場所によってなり易いところがあれば教えて下さい。神経を抜いてどれくらい、症 状が無いと成功と言えるのでしょうか?
歯医者さん選びの参考にしたいのでよろしくお願いいたします。

ご意見・ご感想:
目からウロコです。

回答  歯根破折についてはそれ程高い頻度ではないと思います。「破折するまで使えればラッキー」 というか、破折以前に二次カリエスや根尖病巣によって使用不能になる頻度の方がはるかに 高いと思います。いずれにしても抜髄した歯の寿命は、健全歯に比べて“あっけない”という印象 です。
 発生頻度の高いところは一応上顎前歯部ですが、それ以外に大きな有意差はなさそうです。とに かく周囲の歯を失った歯とか、臼歯部の支えを失った上顎前歯などが危険信号ですが、全ての 歯を失わない努力と欠損部分を放置しないことが心がけとして挙げられます。
 またそれ以上に大切なことは、新たな無髄歯を作らないというか、歯周疾患抑制のためのメイン テナンスを継続すると同時に、二次カリエスや新たなムシ歯を早期発見→治療を心がけて抜髄 になる時期を少しでも先送りする努力です。

 “神経を抜いてどれくらい、症状が無いと成功と言えるのでしょうか?”は意味不明。抜髄後速や かに(1週間程度)で直後の痛みが消失して以後二度と痛みを感じることのない治療が理想的で す。

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