補綴物はダメになったら作り替えれば終い。
さし歯の土台

日付、時間:Thu Feb 15 11:05:05 Japan 2001    氏名: K・W   
所在都道府県:神奈川   職 業:主婦   年 齢:30歳      性別: female  

質問:
こんにちは。以前にも質問させていただきましたものです。以前から前歯の審美治療 をしてまして、まだ仮歯の状態です。理由あって、前につけていた差し歯をやり直しているところ です。1番、3番の歯の治療中です。2番の歯は抜歯済み。1番と左の3番は神経をとってあるの で今3本の根っこの治療中です。右の3番は神経が残ってあります。そんな状態を3〜4ヶ月続け ています。
 もうそろそろ、土台をいれるところまできました。その土台のことなんですが、金属にするか レジンのものにするか悩んでいます。私がいれたい差し歯をいれるとなると、中身の金属が 見えてしまうかもしれないということで、以前いれていた金属の土台をとって、根っこの治療をする と決めて治療している最中ですので、できればレジンで土台をつくりたいのです。
 先生いわく、今まで例がないけれど、レジンの土台は出来ることは出来るというお返事でした。 ちなみに今妊娠7ヶ月に入ろうとしています。やはりみためよりも強度を選ぶべきなのでしょうか? アドバイスお願いいたします。

メールアドレス: keirin-w@pop06.odn.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  妊娠7ヶ月は、この際関係ないでしょう。支台(土台)の材質選択は、本来「できるだけ歯質の 削除量を少なく」という観点から、歯冠部分の崩壊程度に応じて決めるべきものです。
 一般に歯質の崩壊が著しい時には、強度面からメタルコアを選択します。一方レジンコアは 強度面で若干心配な部分もありますが、レジンコアによる製作方法も一部で支持されています ので絶対ダメということでもなさそうです。

 何れの方法を選ばれたとしても“絶対”はありません。審美的な理由で選ばれる上部構造自体 も、所詮永久的なものではありませんので、それに合ったレジンコアを選択された方が納得される のではないでしょうか。

 “補綴物はダメになったら作り替えれば終い”そうなった時納得できる経済範囲の補綴物を選択 するのがベストだと思います。それよりも常々申し上げている通り、根管治療や歯周疾患の手入れ をしっかりして口腔内環境の保全を大切にして下さい。

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