日付、時間:Mon Jun 14 6:55:24 Japan 1999
氏名: AT
所在都道府県:千葉
職 業:会社員
年 齢:28歳
性別: female
質問:
歯肉内に埋っている親知らず(両側)を抜歯することになりました。そこで、先生に
教えていただきたいことがあります。
ご意見・ご感想:
患者さんの立場に立った先生の治療への考え方が、ジーンと心に伝わってくる
ホームページでした。
来週から海外旅行に出かけるとか長期出張になるような特殊なケースでは、例え生理中でも
抜歯することはあります。しかし、一般的にはその期間を避けた方が無難と思われます。
両側の抜歯を行う場合、通常最低1か月は治癒期間を空けます。私の医院では、まず上顎の
親知らずを抜いて(下顎に比べて全然痛みがないからです)、1週間後に同側の下顎親知らずを
抜きます。埋伏しているとのことですので、1週間後に抜糸してそれから同じ側にあるムシ歯の
治療をのんびり治療しながら1か月以上創傷の治癒を待ちます。
抜歯した方で十分モノが噛めるようになったことを確認してから反対側の抜歯を上顎から始めます
(上顎にも抜歯の必要な親知らずがあれば)。
何もあせって両側の抜歯を行う必要がなければ、十分生理期間中を避けることが可能ですので、
担当医と相談して下さい。
“自動車の運転”につきましては、何が起こるか分からない世の中ですので決して大丈夫とは
申し上げられません。抜歯後はどうしても痛みがあったり腫れたりしますが、それでも頑張って
仕事を続ける人もいますし、結構皆さん車で帰っていかれますよ。抜歯後のダメージは、
個人の感受性によって感じ方が大きく異なりますので、自信がなければ誰かに送ってもらうか
タクシーを利用された方が無難です。