年齢的に歯肉退縮が目立ちはじめるころです。
歯と歯茎の境目

日付、時間:Wed Feb 28 15:42:18 Japan 2001    氏名: S.K   
所在都道府県:埼玉   職 業:その他   年 齢:35歳      性別: female  

質問:
2日ぐらい前から急に歯と歯茎の境目(第1小臼歯の上下4本)が痛み出しました。 特に歯磨きをするとキーンという痛みで磨けなくなります。以前にも何度か軽い痛みはありまし たが、1、2日で治っていたので、体調でも悪かったのだろうと気にしませんでした。ところが今 回は痛みが前より激しかったので鏡で調べてみたところ、歯と歯茎の境目に今まで隠れて いた歯が少し見えてきていて、そこを触るとやはり痛いです。歯茎自体の痛みや腫れ変色 はありません。
これは歯槽膿漏というのでしょうか?
そうだとしたら、歯科医院にかからなければ治らないのでしょうか?
また、原因と予防を教えて下さい。

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回答  “歯と歯茎の境目に今まで隠れていた歯が少し見えてきて”とは根っこの部分がのぞいてきた という意味ですか?
 年齢的にも歯周疾患(歯槽膿漏)進行により、歯槽骨破壊が表面化し、歯肉退縮が目立ちは じめるころです。体調が戻れば症状は消失する可能性はありますが、原因を排除しない限り今 後も症状を繰り返します。そのたびに歯を支えている歯槽骨が破壊され、その破壊された歯槽 骨は二度と回復することはありませんので破壊の累積が歯の喪失に直結します。

 とにかく普通にしていれば、50歳を過ぎる頃になると必ず歯は歯周疾患により失う運命ですので、 できるだけ早い時期から歯周疾患のコントロールをしないと気が付いた時には手遅れになります。 歯周疾患のコントロールは、まず沈着した歯石を徹底的に除去して、再び沈着することのないよう にブラッシングを行うと同時に、それでも沈着する歯石を取り続ける以外に方法はありません。 歯石の除去は自分ではできませんので歯科医院に行かずして歯槽膿漏のコントロールは不可能 です。

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