不快感を与える治療しか認めていない制度に怒りを感じます。
白い補綴物

日付、時間:Wed Feb 28 21:01:57 Japan 2001    氏名: あいうえお   
所在都道府県:神奈川   職 業:その他   年 齢:34歳      性別: female  

質問:
質問させていただきます。右下と左下の第一大臼歯を治療しているのですが金属 を丸々一本被せると診断されました。審美的に見て個人的に不快感があります。白いものは 詰められないのでしょうか。詰められるとしたらその料金、耐久性について教えてください。 さらに左上の第二小臼歯の根のところを治療していて部分的に金属を詰める必要性があると 診断され困っています。それも白いものは詰められるのでしょうか。そうだとしたら料金、耐久性 について教えてください。  また、よくテレビにおいてプラークコントロールのCMでその必要性がもてはやされていますが それはいったい何なのでしょうか。

ご意見・ご感想:
インターネットで歯について検索していたらここのホームページに出会いま した。本当にうれしく思っています。

回答  不快感は、おそらくほとんどの国民が感じていると思います。強制的に保険料を徴収しておいて、 不快感を与える治療しか認めていない制度に怒りを感じます。そのような状況の下、保険外診療 としてニーズにこたえる方法はありますが、これに高額な税金を科す制度も問題でしょうね。

 そんな事情ですので、前者のフルキャストクラウンにかわるものとしてメタルボンド(7万円〜15 万円程度)、後者のメタルインレーに対してはセラミックインレー(3万円〜5万円程度)があります。 メタルボンドは前歯や小臼歯ですと強度的にさほど問題はないものの大臼歯では破折リスクが かなり高くなります。また、セラミックインレーは、最近の事情はちょっと把握しかねていますが過去 の実績では全件破折で決してお勧めできる状況ではありません。その点、保険の金属ですと破折 リスクはほとんどないといえるでしょうね。

 歯槽膿漏にしてもムシ歯にしても、結局はプラーク(歯垢)が原因ですので、仮にプラークフリーの 状態が確保できたとすれば、歯槽膿漏もムシ歯もない世界が訪れるでしょうね。プラークコントロール の重要性はそんなところにあります。
 個人的な意見としては、いくら頑張ってもプラークフリーは不可能ですからプラークコントロール よりも磨き残したプラークや歯石を歯科医院で除去してもらう(プロフェッショナル・トゥースクリーニン グ)の方が重要だと位置付けています。

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