必然性に迫られてからの方が良いかも知れません。
30年前のブリッジ

日付、時間:Wed Feb 28 21:44:22 Japan 2001    氏名: e.o   
所在都道府県:大阪   職 業:主婦   年 齢:54歳      性別: female  

質問:
私は30年程前に前歯4本を出っ歯のため、抜きました。両側の3番と4番の歯を支え にする、つまりブリッジにしました。30年たった今でも頑丈にくっついていて、噛むことにおいて 全く支障をきたさないのですが、年をとるにつれ、歯と歯茎の間に隙間ができてきたので、それ が気になっています。ある知り合いに、あまり長く経っているので新しく入れなおす方が良いの では?と言われました。また、それと同時に、あまり見栄えの良くない口元を、現代の技術なら もう少しでもきれいにしていただけるのではないかとも思い、入れ替えてみようかとかんがえて います。
 ですが、これだけ年月がたってもぐらつくことなく頑丈にくっついているのをとってしまうのは良 くないことなのでしょうか?私自身、入れ替えたい気持ちはとてもあるのですが、そのことによっ て、全体の歯までもゆるんできてしまうのではないかと不安に思っています。年が年だけに安易 には行動できません。どうすることが一番良いのでしょうか?  

メールアドレス: cch32420@nyc.odn.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  そうですね。審美的な面からすれば、作り替えればきっと良くなると思います。但し、ご心配されて いるようなリスクも存在しますので、それなりの必然性に迫られてからの方が良いかも知れません。

 私の場合は、審美性よりも歯牙保存を最優先に考えますので、補綴物の再製を手がけないケース もあります。反対に審美性に問題がなくても歯の存続を左右するような問題を見つけた時には容赦な く補綴物を除去(→再製)します。
 “隙間ができた”ということは、当然の成り行きとして歯槽膿漏がそれなりに進行しているということ ですので、年齢的にも徹底した歯槽膿漏のコントロールが必要なはずです。歯石を除去してコントロ ールするためには多少隙間があった方が清潔を保つことができます。歯周病の方から補綴物を選択 すると“歯肉縁上形成”といってわざと補綴物と歯肉の間に隙間を作ることを推奨しているくらいです。 その辺の事情も考慮して補綴物の再製の可否を決めるのが最善だと思います。

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