日付、時間:Tue Mar 13 8:25:12 Japan 2001
氏名: M.N
所在都道府県:神奈川
職 業:主婦
年 齢:39歳
性別: female
質問:
去年11月3日に初めて質問させていただき、その後
11月11日、1月9,10、
11日と質問させて頂いたM.Nです。
歯の状態は、最悪です。1月17日にメールをさせて頂いてから、右上4の痛みがひどくなり、夜も
寝れなくなり、体調をくずし、2週間寝込んでしまいました。でも、主治医から「一度大学病院に行っ
て、歯の痛みとなっている菌を培養して調べてもらい、一番良い薬を見つけましょう。」との事でし
たので、1月24日に大学病院に行きました。でも大学病院の先生は、「それは、治療の最終段階
で行う物なので、まず痛みの原因を探し、一つ一つ解決していきます。きょうは、残っている根がな
いか調べます。」との見解でした。
体調がかなり悪く、通いきれそうもなかったので、大学病院に通うのをあきらめ、主治医にその旨
を伝え、体調が戻ってから根管治療をしてくれる事になりました。2月にはいり、体調も良くなってき
たのですが、左上6(部分抜歯後、かぶせると痛むので、放っておいた)が痛み始めました。2月5日
に、歯医者に行き左上6を抜く事になり、6日に抜歯しました。抜いたら抜いたで、ドライソケットにな
り、痛みは最悪!!!抗生物質の注入を頼んだのですが、再ソウハと言われ、この時点で転院を
しました。
2月14日、知人の紹介で転院しました。とても親切な先生で、今までの事を全て聞いてくれました。
とりあえず出ている骨の面を保護する為に、抗生物質を塗ってくれました。「2〜3日様子をみて、再
ソウハするか決めましょう」でした。その後、痛みがやわらいだので、再ソウハには、なりませんでし
た。現在抜歯の痛みは和らいだのですが、前後の歯に、打痛がおきています。7番は、抜髄済みの
歯です。5番は、健康な歯です。歯茎が、もどっても、この2本の痛みが治まらないと、仮歯も入れら
れないですよね。(:_;)
左も問題ですが、右の歯は、もっと問題です。2月19日に、右上4,5を見て頂きました。「根は、き
れいにそうじされています。根の先端の長さも合っています。(リーマを入れてレントゲンを撮りまし
た。)根先病巣も見当たらない。」でした。病名は、歯根膜炎との事です。治療は、根管内にレーザ
ーをあて、水酸化カルシウムという薬を入れ、根管内を無菌状態にしてみるとの事でした。
23日と3月2日も同じ治療をしました。私は、根管治療を(拡大)頼んだのですが、「根は、きれい
にそうじされていますので、むやみに拡大してもよくないですよ。普通ならリーマで神経をとっても
炎症をおこす人はあまりいないのですが、免疫力が低かったりして炎症を起こす人はたまにいます。
ただ、だいたいが、打痛ぐらいなのですが」でした。抗生物質も処方されませんでした。とても親切な
先生なので、転院は、もうしたくないし。そこで先生に、教えて頂きたいのですが、
ご意見・ご感想:
こちらのH.Pに、助けられております。
メールアドレス: mie_chan@a2.shes.net
ホームページURL: http://
結局は、抜髄によるトラブルのようですね。カイロプラクティックの知り合いはおりませんが、三叉
神経痛を含めてそちら方面の治療は必要ないと思います。問題はあくまでも抜髄及び根管治療
にあると思われます。
質問にあるお二方のその後は分かりません。このホームページに記載してあるところまでしか
情報がないので参考にはならないようですね。いずれにしても常識を超えた不幸の連続です。
共通していることは、レーザーや水酸化カルシウムを使っている部分です。それらは、歯科医の
間では絶大な信頼を得ている手法ですが、私からみれば確実に誤った治療方法だと確信していま
す。ただし、それらを使ったとしても基本である根管内の機械的清掃が十分であれば治癒もありま
すが、実際はそれらを頼りに機械的清掃をおろそかにしていることが非常に多いと認識しています。
実際に来院された患者さんのなかで根管治療を半年された方や、
レーザーと貼薬で苦労された方も、機械的清掃と即日充填で速やか
に症状が緩和していますので絶対の自信はありませんが、一度姫路まで来ていただいた方が解決
の早道になるかも知れません。
歯根膜炎については、外傷性(過剰な咬合圧)の歯根膜炎というモノもありますが、実際に使われて
いる状況は実態を正しく反映していないと認識しております。“歯根膜炎”保険の病名として広く使わ
れており、抜髄もしくは感染根管処置に伴う炎症が歯の周囲にある歯根膜に達して打診痛や咬合痛
を呈する病態を現します。根尖病巣が根尖部のレントゲン透過像を示すのに対して、レントゲン透過像
のない状態のものを歯根膜炎と表現していると理解して下さい。
ちなみに、抜髄後数か月では根尖病巣といえるようなレントゲン透過像を示すことは無くて当たり前、
あったらとんでもない治療という認識です。「根尖病巣がないから安心」ではなくて、今ある症状こそが
根管治療の不備・方法に間違いがあるという認識が成立します。