情報をお互いに共有して決断することが必要。
セメント質腫

日付、時間:Tue Mar 27 11:45:41 Japan 2001    氏名: M・M   
所在都道府県:東京   職業:その他   年 齢:28歳      性別: female  

質問:
下の歯の(第一小臼歯)の歯根から少し下の所に、「普通の2−3倍」といわれるか なり大きな「セメント質腫」といわれるものがあります。矯正治療中に見つかり、外科と手術して 摘出すべきか相談するように言われました。
 外科の診察(CTも取りました)では、現在の所歯の神経には触れていないため、自覚症状が ないのだろう、歯のしたの太い神経を巻き込む形で存在しているので、除去するときに二年くら い後遺症がのこるだろう、そのため、自覚症状が出てから取った方が「しょうがない後遺症」と 思えて、いいのでは。というものでした。
 良性といわれていますが、本当に放っておいて、大丈夫でしょうか。私としては、自覚症状あ るいは、炎症を起こしてから、というのは怖い気がするのですが。

ご意見・ご感想:
他の質問に対するお答えがとても親切で感激しました。

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回答  インターネットを通して色々な情報が入手できるようになった現在では、「リスクの共有」という 考えが芽生えてもいいように思います。

 現状では、歯科治療後の痺れは一方的に歯科医の責任という風潮があるように思います。 解剖学的な位置関係から、術後の麻痺を始め避けることのできないリスクというものが存在 していることが歯科医だけの常識になっています。
 リスクを犯しても手術すべきかどうかも歯科医だけの責任になっているケースが多いようですが、 そのような情報をお互いに共有して決断することが必要ですね。

 お尋ねのセメント質腫は急激に大きくなるものではありませんので一刻を争うものではありません。 しかし、何れ除去しなくてはならないものですのである程度早めの方がリスクが小さいはずです。 術後の麻痺については、もう一度納得できるよう相談されて、今後の方針を再検討されては いかがでしょうか。

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