“歯槽膿漏”と言う言葉は歯周疾患が進行してどうにもならない状態になった時に用いられる言葉です。
歯を磨いても口の匂いが分かる

質問 日付、時間:Sun Feb 1 7:15:42 Japan 1998    アクセスポイント:ins81.osaka.dti.ne.jp
発信地:大阪   氏名: 匿名   職業:学生   年齢:19歳   性別:male  

 今日の夜、突然歯ぐきが腫れたような感覚に気付き、 「歯槽膿漏じゃないか?」と驚き、歯を磨いてみると、実際ひどく血が流れてきて、 歯を磨いても口の匂いが分かってしまうぐらい臭っています。これは歯槽膿漏なんでしょうか? また、これは治療で治るのでしょうか? 教えていただければ幸いです。

コアー脱離
コアー脱離・二次カリエス
単独冠では稀。
連結冠・ブリッジに多い!!

以外と見つかり難いものです。
根尖病巣
歯髄壊疽→根尖病巣
クラウン等装着なしならこれ!
回答
 “歯槽膿漏”と言う言葉は歯周疾患が進行してどうにもならない状態になった時に 用いられる言葉で、専門家もあいだでは適切でないことから極力使わないようにし ています。
歯周疾患を大きくわけて、軽度なものが“歯肉炎”、中程度が“歯周疾患”、重傷 なものを歯槽膿漏。こう考えていただくと良いかと思います。
歯周疾患は積み重ねの疾患ですので誰しも、歯が生えた直後から始まり、通常50 歳を過ぎた頃に歯槽膿漏としての症状が顕著になります。勿論、本人の体質や全身 疾患により異なります。極端に免疫抵抗力が低下した場合では10歳代から“歯槽膿漏”状態に なることもあります。

ご質問のケース、19歳ということと突然歯茎が腫れたことから“歯槽膿漏”では ないように思います。腫れた歯は過去に歯科治療の経験があるのではないでしょう か?

クラウンやインレーなどが装着された歯で、歯肉の腫脹が歯頚部寄り(歯と歯茎の境目付近) であれば脱離と二次カリエスによる歯肉の炎症が考えられます。専門家でも見落とすことの 多いケースです。

治療経験がないか、あっても詰めただけの場合は、二次カリエス等によって歯の神経 が腐って(歯髄壊死)根尖病巣ができたものと思われます。その 場合にはきっちりすれば治ります(確率8割?)。

歯が割れているケースも考えられます。その場合は残念ながら抜歯になることが多 いようです。

もう1つ、局所に歯石などの異物が溜まり歯肉炎を起こしているケースも考えられ ます。この場合は、歯石などをとることで十分回復が期待できます。

いずれにしても、必ず訪れる歯槽膿漏に対して歯石の除去を徹底することは大変重 要なことなので、最寄りの歯科医院で歯石を徹底的に取ってもらって下さい。

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