注意といっても患者さんご自身が気が付いた時には遅すぎる。
歯根端切除の後始末

日付、時間:Tue Apr 17 8:44:25 Japan 2001    氏名: S   
所在都道府県:東京   職 業:その他   年 齢:29歳      性別: female  

歯根端切除の後始末
術前
術後
質問:
こんにちは。先日は大変お世話になりありがとうございました( 歯根端切除の後始末)。抜糸は先週(4/10)会社の歯科でやってもらい、今日で手術後2 週間がたちました。経過と今の状況です。
@左上2痛みは鈍痛とちくちくする痛み、しめつけられるような痛みがまだありますが大分少な くなった。鈍痛はそのまま。膿かわかりませんが、歯茎にぷつっと白いものがついたりします。 まだ傷がふさがっていない所があるのか傷口がしみます。
A1番あたりの唇の裏側の傷がまだ治らず痛い。
B左上犬歯の歯茎のつけ根のところ(歯茎と唇の間)の肉と肉の間か?肉と骨の間にか?ま るで空気が入っているかのようにふくれています。大げさにいうと唇を上に持ち上げるとぷくっと ふくらみ、今にも破れてしまうのではないかという感じです。そして左鼻の左下あたりを触ると痛 みます。先週土曜日に舌でさわてみるとそこにしこりができたように感じました。ぶよぶよしてい たのがそのまま固まってしまったようですがこれは大丈夫なのでしょうか?どんどん大きくなって きている感じで結構固く、何もしなくても違和感を感じるし、今も上から鼻の横を触るとすごく痛い です。
Bは今までの手術でこの状態は初めてなのでとても恐いです。骨と肉の間が化膿しているので しょうか?また歯茎を切らないといけないのでしょうか。また早く処置をしないと犬歯に影響があ るのでしょうか?とても不安です。よろしくお願い致します。

回答  予想通りというか、案の定回復は若干遅いように思います。“痛みがまだありますが大分少な くなった”ということを最大限評価したいと思います。“将来の予測はその延長線上にある”という 解釈です。
 A以下の症状は、“するべきことはしたので若干の曲折はあっても治るモノは治る”という感じ です。今までの手術と若干異なる点は、根管充填材(シーラー)が大量に流出していた点です。 可及的に掻爬して除去しておりますが、少なからず病巣内に残留しています。長期的にみれば 必ず自然吸収されるものですから心配はありませんが、術直後の回復には明らかなマイナス要素 を含んでいます。その辺を割り引いて、ゆっくり経過をみて下さい。

 “ぷつっと白いもの”はカサブタ。犬歯の違和感は隣接部分の外科処置によるしこりと考えます。 追加処置の必要はないものと思われますので過度な心配は無用です。

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