日付、時間:Tue Apr 24 22:53:27 Japan 2001
氏名: 匿名希望 S
所在都道府県:大阪
職 業:会社員
年 齢:37歳
性別: female
質問:
20年近く前から第1臼歯の虫歯を何度も治療しましたが、口臭や、歯茎の違和感
が消えず、ずっと気になっていました。歯医者さんに訴えても、「少しくらいはしょうがない」とい
う時代でもあり、あきらめ半分でした。
4年前にやっと、かぶせのやり直しをしてもらいましたが、「歯周ポケットが5ミリくらいあり、片
方の根っこが腐って半分になっているけど、まだ抜くほどじゃないので、よく歯を磨いて、
歯茎を回復させて、歯茎の力で支えられるようにできたらいいね。」 ということで、化膿止めを
注射してもらい治療は終わりました。
その後は1日3回歯を磨き、ウォーターピックで歯間を掃除してきましたが、最近親知らずを抜
いた別の歯医者さんで、他の歯に悪い影響を与えるので、6を半分に切って、片方の根
を残し、67を使ってブリッジをしましょうと言われました。歯周ポケットの方は2ミリ程度に回復して
いたようです。こちらのホームページで勉強させていただき、ブリッジが7に与える悪影響と耐久
性が気になります。できたら6を完治させてほしいけど無理だと思いますので、他の歯に悪影響を
与えないように、病巣の進行を止めて(遅らせて)いただき延命させることは可能でしょうか?
河田先生の所に伺いたいのですが、少し遠いので、平日定期的には通えないと思います。
年に1回とかなら通えます。歯医者さんでの外科的な治療を希望しますが、加えて、漢方薬うが
いや、プロポリスうがいなど、家でできることがあれば、なんでもやるつもりですので、これからど
うすればいいかアドバイスをお願いします。
ご意見・ご感想:
たくさんの質問に丁寧にお答えになり、多くの歯の疾患に関する情報を提供
してくださって、ありがとうございます。いろいろ勉強させていただいています。昔から虫歯が多いの
でこれからもお世話になると思います。
メールアドレス: quy@opal.plala.or.jp
ホームページURL: http://
二人の先生の意見が異なるように、診る人の経験と価値観によって診断は異なります。どちらが
正しいかと突き詰めても、どちらにもそれなりの正義(言い分)があって白黒を付けることはできない
はずです。そのような場合、一般には自分の望む方向に近い診断を信じた方が結果はともかく納
得できることが多いと思います。
年齢的に、あと20年もすれば「今何ともない」と思っている歯でさえ存続が怪しくなる頃です。その
意味では今ダメかもと思っている歯を何年延命するかも重要ですが、「今何ともない」歯を生涯残す
努力の方が報われ易いと思います。
当該歯の延命は、ドクターの腕にもよりますが可能性はあると思います。ただ具体的な状況が
分からないのでここでは“?”という回答にさせていただきます。
回答:
最大の問題は、保存の可能性の有無です。実際に診て、治療してその後の経過をみないと将来の
予測が出来ないと思います。最終的な補綴処置を地元の医院で行うとすれば、最小治療回数は1回
ということもあります。
一般的には、その歯の補綴や歯周疾患処置など行うとすれば5〜6回程度の通院が必要になる
かも知れません。予約の方は結構詰まっていますが、全く余裕がないわけでもないので受付に
電話で問い合わせて下さい(пF0792-88-4682)。