副鼻腔炎は、歯性上顎洞炎。
術後性副鼻腔炎?

日付、時間:Wed Apr 25 15:19:59 Japan 2001    氏名: NA   
所在都道府県:兵庫   職 業:主婦   年 齢:42歳      性別: female  

質問:
根管治療の不十分なためと何年か前の治療の際の綿花がでてきて感染源となり左 ほおに激痛がでて腫れてしまいました。
 18年前に副鼻腔炎の手術をしていたので再発したのかと思い耳鼻科では術後性副鼻腔炎と いわれました。口腔外科では上顎洞感染炎とのことで抗生剤で治るので手術はしなくてもよいと のことでしたが耳鼻科では手術を勧められています。さらに上顎洞穿刺された際に左顔半分に しびれが残り一週間経った今でもしびれが取れません。
 上顎洞感染炎の重症の場合は手術とこの質問コーナーにもありましたがどの程度で手術にな るのでしょうか?また今のしびれはとれますか?

ご意見・ご感想:
大変解りやすい回答で参考になります。患者は医師の前では「まな板の上 の鯉」となりなにも抵抗できないまま泣き寝入りしなくてはいけないのでしょうか?

メールアドレス: snb52362@nifty.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  医者が医者を治療する際、非常に気を使う反面、状況の把握が同じレベルですので治療方針を 決定し易いという側面もあります。つまり考えられるリスクや将来の予想を一から説明しなくても 同意が得られるというメリットです。

 インフォームド・コンセントが叫ばれていますが、何も知識のない人に理解と同意を得るのは並大 抵の労力ではありません。「理解できないのなら、まな板の鯉になれ」という心境も少なからず存在 します。情報公開が進んで、今まで知りえなかった基礎知識が普及して、インフォームド・コンセント がスムーズに行える時代を望んでいます。

 さて今回の副鼻腔炎は、歯性上顎洞炎のようですので手術の前に問題の根管治療を的確に行う ことにより手術を免れる可能性が高いように推測いたします。最悪問題の歯を抜けば上顎洞の炎症 は速やかに消退すると思います。逆に問題歯の根本的な治療がないままに上顎洞の手術をしても 良好な結果が得られないと思います。

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