矯正する本人の協力なくして矯正は成立しません。
歯がきちきち

日付、時間:Wed Apr 25 16:22:19 Japan 2001    氏名: S・S   
所在都道府県:大阪   職 業:主婦   年 齢:28歳      性別: female  

質問:
小学1年生の子供の事で質問です。下顎が小さく歯がきちきちで下の前歯は2本 永久歯ですが少し歪んでます。歯医者さんで2本ほど抜歯して矯正した方がいいと言われま した。
#1抜歯ときいて不安です。抜歯しないでなんとかならないのでしょうか?
#2総合的に考えると抜歯してでも矯正した方がよいのでしょうか?
#3保険は適応にならないのでしょうか?
あと、歯石除去は何歳頃からはじめればいいのでしょうか?(あまり幼いと痛みや恐怖心があるし、 歯茎(?)がきずつかないか心配です。)よろしくお願いします。

ご意見・ご感想:
とても頼りにしているホームページなので、いつまでも頑張って継続してく ださい。

回答  先天的な障害(口蓋裂など)でない限り、審美的な要求である歯列矯正は現段階では保険の 適応はありません。
 非抜歯の矯正もありますし状況によっては選択の余地はありますが、矯正を行う限り抜歯は 前提と考えるべきだと思います。審美的な側面は無論のこと、歯並びが悪く使い物にならない 歯を後生大事に保存して周辺の歯を巻き添えに共倒れになるよりは、数が少なくても健全に 生涯をまっとうできる可能性を残した方が得策と思えるケースは多く存在します。

 将来を予想する専門家による診断は今の時期でも早くはないと思います。その結果、適切な 矯正方法と時期を検討することは有効と考えます。その場合、矯正する本人の理解と意思を 尊重すべきだと思います。何といっても矯正する本人の協力なくして矯正は成立しませんので、 矯正の必然性を理解して治したいという意欲がなければその時期が来るまで待つべきだと思い ます。最終的には成人になってからでも矯正は可能ですので、何が何でも早めと考える必要は ないでしょうね。

 歯石の除去に関しては、最初の永久歯萠出完了(10歳頃)から歯石沈着が起こりますのでその 時期から始めるのが理想だとは思いますが、今のところ15歳以下の有効性に関しては“?”です。 最も、早すぎて悪いことは何もないはずですし、“習慣を身に付ける”という観点からは早い方が 有効だと思っています。

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