抜歯の前には、当然根管治療によって治癒を試みるべきです。
歯性上顎洞炎

日付、時間:Tue May 15 12:44:09 Japan 2001    氏名: H.H   
所在都道府県:神奈川   職 業:主婦   年 齢:32歳      性別: female  

質問:
歯性上顎洞炎についての質問です。10年近く前から、左上顎第2小臼歯の歯茎 に水疱(?)ができ、つぶれてはできたり、小さくなったりをずっと繰り返しています。当時に通 っていた歯科医院では、「そのままにしていてもかまわない」ようなことを言われ、8年くらい ずっと放置し、現在に至っています。
 現在も、痛みもなく、気になっていなかったのですが、通っている歯科医院で(8年前とは違う) レントゲンを撮ったところ、膿胞が、第二大臼歯にもできてしまっていました。また、その膿胞が 大きく、上顎どうまで到達している可能性があるとのことでした。現在のところ、歯茎はもちろん、 頬部が痛むとか、臭いがする、膿のような鼻汁がでると言う、症状はありません。子供も小さく 「入院、手術」はなるべく避けたいですし、正直とても不安で、落ち込む毎日です。こんな私が、 少しでも明るくなれる情報をお願いします。

ご意見・ご感想:
「上顎洞炎のおそれあり。手術が必要」といわれ、わらをもすがるような 気持ちでたどり着きました。上顎洞炎については、ここで勉強させてもらいましたが、術後のこと、 放置したらどうなるかなど、不安いっぱいです。よろしくお願いいたします。

メールアドレス: ishiko2@par.allnet.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  |57の根尖病巣ということのようですね。進行速度は緩慢なようですが、いずれは 上顎洞炎に発展する可能性はあります。「入院、手術」が気がかりなようですが、最悪原因歯 を抜歯すれば「入院、手術」することなく治癒するはずです。
 抜歯の前には、当然根管治療によって治癒を試みるべきですが、問題は根管治療を何時する かということです。根管治療は時期や病巣の大きさに関係なく“治るものは治る”、反対に治らない ものは早く治療しても結果は同じという認識です。従って、症状のない今急いで治療しても、かえっ て痛みを呼び起こして抜歯の時期を早めてしまう可能性があります。
 根尖部や上顎洞の症状がでてからでも同じような結果ですので、何かキッカケがあれば治療する くらいの気持ちでいいと思います。

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