出来るだけ神経は取りたくない。
有髄のクラウン

日付、時間:Thu May 31 0:03:54 Japan 2001    氏名: S   
所在都道府県:兵庫   職 業:会社員   年 齢:37歳      性別: female  

質問:
治療済みの歯の痛みのことで質問させていただきます。
 2週間前にセラミックのクラウンを第1大臼歯にかぶせました。神経のそばまで歯を削った そうで、かぶせる前から水はしみていました。セラミックをかぶせる時、強い液を2回塗布し、 接着剤をつけて、冠を強く押さえたら激痛があり、その後も冷熱等の刺激によって、痛みが あります。その神経のせいで偏頭痛や肩こりもあります。
 歯医者さんの説明では、急性歯髄炎ですので、
@神経と冠の間の再石灰化を促すために、レーザーをあてて様子を見る
A冠をはずして神経をぬいて、歯全体を被う
このふたつの方法があるということで、今は@を選んで、自然に治ることを期待していますこ のまま@の方法を続けて、痛みが続く以外に本当の歯髄炎になって根尖病巣になるとかのリ スクはありませんか?

ご意見・ご感想:
1ヶ月前にも他の歯のことで質問させていただきました。今回質問した歯が 治ったら、診察を受けに行こうと思っていましたが、長引いています。迅速なご回答ありがとうご ざいます。

メールアドレス: quy@opal.plala.or.jp   ホームページURL: http://

回答  有髄のままクラウンを装着した場合に多いトラブルです。治療する側としては、「このような事態 は十分想定されるが、出来るだけ神経は取りたくない」という価値観から選択する方法です。

 対処方法としては、提示の通り、レーザー照射やその他薬剤塗布・消炎鎮痛剤内服などを試みて 歯髄の存続を計り、それが功を奏さない場合には抜髄という手順になります。歯髄炎が回復したと 思われる症例でも、実は歯髄壊死による症状消失というケースもあります。そのようなケースでは、 “半年後には根尖病巣”に発展して再び症状を現しますが、根管治療の腕が確かならあらかじめ 抜髄した場合と治癒率は同じです(下手なら何時治療してもダメになる)。

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