必ずしも審美歯科が有意とは思えません。
矯正と補綴

日付、時間:Tue Jun 5 18:12:02 Japan 2001    氏名: H・K   
所在都道府県:滋賀   職 業:その他   年 齢:26歳      性別: female  

質問:
はじめまして、こんにちは。
口腔内の状態:
上左1番ポ−セレンクラウン
下左456番表面ポ−セレンのブリッジ です。
 上左1は6年前に事故で欠け、下左のブリッジは7年前に5番永久歯がもともと無いためブリッジ にさせられました。最近、上右3番が唇側に出てきて上右2番が舌側に入ってきたこと(クラウン装 着による舌癖でだと思います)・ブリッジの適合性・上左1番の見た目が気になり(両方とも装着か ら数年経っているので)いっそのこと矯正を考えています。
 何件か矯正歯科のカウンセリングにいったところ、”上下右左4番抜歯・智歯抜歯、そのあとブリ ッジとクラウン(1番の)取替え”といわれました。どこの矯正歯科にいっても「なんでブリッジにして しまったのか?」と聞かれとても悔しい思いをしています。また事故以来治した1番の見た目が気 になってかなり引きこもり状態の生活です。気になる性格上人前で笑うことがおっくう・・・できませ ん。本当に辛いです。
 極力削ったり抜いたりは避けたいのですが矯正上やむを得ないのですよね・・。先生の考えです と歯周病になりにくい4・5番は抜かないほうがいいとのことで・・。 質問は 

  1. 矯正前にブリッジやクラウンの支台歯(&根)の状態ははずさなくてもわかるのか  ・・矯正前に はずしてはまた付け替えなくてはいけないのでは・・支台歯の耐久性・費用も心配です(しか し矯正後に支台歯が駄目になってるでは最悪状態です) 
  2. 矯正後にブリッジをはずした後(矯正前にポンティックだけカットするそうです)新しいクラウンは 連冠になるのか・そのメリットはあるのか(個別のクラウンにしたほうがいいのか)なるべく歯茎の 清掃ができやすいほうにしたいのですが 
  3. 智歯の抜歯は絶対か(一本は骨が被っているらしく切開手術になるといわれた医院とさわらなく てもいいという医院があります・・・) 
  4. 上左1番の歯茎の漂白の時期と値段(保険適応の有無) 
  5. やはり前歯は審美歯科へいった方が良いのか  (広告等でうたっているような) 
  6. 矯正中も歯石のケア(スケ−リング?)は可能か 
  7. 口臭がきになります
素人語でなにかとわかりにくいと思われますが御回答よろしくお願い致します。  

ご意見・ご感想:
できれば歯根の状態を河田先生のところで診ていただきたいと思ってます。

回答  “口臭がきになります”ということですので、何はともあれ歯石の除去が緊急課題です。矯正治療 中も歯石除去は可能ですがどうしても十分な除石は不可能です。歯茎の健康にとっては矯正処置は マイナス要素です。

 都内では流行のように審美歯科が乱立していますが、その技術は千差万別ですので一律な評価 はできません。ホームページで質問を聞いている限り必ずしも審美歯科が有意とは思えません。歯肉 の漂白については、歯石除去やクラウンの素材(オールセラミック)により回復の可能性がありますの でそれらの処置が終わってからの判断になります。歯肉漂白は保険適応外ですので、費用は医院 毎に大きく異なります(2万円〜10万円程度?)。

 親知らずについては矯正の有無に関係なく、通常の抜歯基準に照らし合わせて必要と判断されれ ば抜歯すべきだと思います。歯周疾患に強い小臼歯に関しては、下顎前歯部の叢生のケースでは 小臼歯より前歯の抜歯を優先すべきという考えと、歯周疾患を予防するための矯正に小臼歯を抜歯 することが反対ということであって、通常の矯正処置では矯正を選択優先する限り小臼歯の抜歯は やむを得ないという認識です。
 クラウンの連結に関しては、年齢的にもできることならバラバラの方が望ましいと思います。


質問:Tue Jun 5 23:48:05 Japan 2001
  先程は素早い御回答ありがとうございます。初めの質問だけ回答されていなかったようなので こちらの方も御回答よろしくお願いします。
質問:矯正前にブリッジやクラウンの支台歯(&根)の状態ははずさなくてもわかるのか(また、その 方法はレントゲンのみ?) もしくは矯正前にクラウンをはずしてはまた付け替えなくてはいけないの でしょうか・・支台歯の耐久性・費用も心配です(しかし矯正後に支台歯が駄目になってるでは最悪 状態です) 何度もすみません。 

回答:
 治療の可否に関しては、現症とレントゲン診査だけが頼りです。高い補綴物を装着するということで 特別な診断方法があるわけではありません。将来不都合が起こらないように対処するよりは、何か あった時にすぐに対応できる治療方法を選択すべきではないでしょうか。

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