日付、時間:Tue Jun 5 23:37:44 Japan 2001
氏名: YM
所在都道府県:神奈川
職 業:会社員
年 齢:30歳
性別: female
質問:
はじめまして。現在右上5、6番の根管治療をしていますが、特に右上6番の状態が
芳しくありません。
はじめに痛くなったのは3〜4年ほど前ですが、根管治療をまともに行う歯科医にめぐりあえず、
すでに4〜5回転院しています。根管治療をはじめて、しばらくは痛みがおさまり楽になったので
すが、1ヶ月ほどで、痛みや疼きがぶり返し、あまりに痛みや疼きが強く、根管充填できず、その
後2ヶ月ほど、根の洗浄と薬の交換を繰り返していました。そのときは排膿もなく、レントゲンにも
異常が見られなかったのですが、痛みと疼きはおさまりませんでした。
5月になって、根管治療をやり直すことになり、麻酔もして、根のより深い部分まで掃除しました。
痛みと疼きはおさまり、やっと治るかと思った途端、また痛みだすようになりました。また、しびれ
も感じるようになりました。根の洗浄と薬の交換で、一時的には楽になりますが、数日で痛みます。
現在は、右上6番の根の1ケ所が排膿しているそうです。おそらく、この部分が痛みを起こしてい
ると思いますが、排膿しているということは、炎症を起こしているのでしょうか?
また、もしそうなら、まだ原因が残っているのかとも思います。根の洗浄と薬の交換を続けて、傷
口がふさがるのを待っていると説明されましたが、この歯が治癒する見込みはあるのでしょうか。
痛みと疼きとしびれで、何も手につかなくなり、困っています。
ご意見・ご感想:
とても参考になります。これからもいろいろな情報を提供してください。
根管治療の基本はあくまでも根管内の機械的清掃の完璧度に比例します。診療室の一般レベル
ではこれだけで十分な解釈ですが、どうもネット上の質問を聞いていると、難航している症例では
全身の免疫抵抗力やアレルギー体質というのがかなり大きなウエイトを占めているように思います。
根管治療薬や根管充填材は、一般診療室レベルではほとんどの症例で問題になることはありま
せんが、全国レベルではあちらコチラで問題になっているようです。現在市販されている製品には
、アレルギーに対する配慮が全く為されていないのが現状ですので治療に当たっても限界を感じて
います。現在メーカーと開発中ですが、市場に登場するには相当年数かかりそうです。
現実の対応としては、根管内の機械的清掃を徹底して、根管治療薬を使用せず刺激の少ない根管
充填材で早めに完全封鎖して経過を待つのが一番の解決方法のようです。