日付、時間:Wed Jun 13 13:42:34 Japan 2001
氏名: T.A
所在都道府県:石川
職 業:その他
年 齢:39歳
性別: male
質問:
現在歯科治療中ですが、迷っていることがありますので、ご相談させてください。
十代の頃多くの歯が虫歯になり、20年ぐらい前(10代後半)にほとんどの歯の治療をしました。
その後多少のメンテナンスはしましたが、大がかりな治療は10年以上していません。今回、20
年前に治療した歯がいろいろと傷んできたため、上下左右多くの歯を治療しています。親不知は
4本あります。すべてまっすぐはえたので、親不知に関しては治療はいっさいしていません。
右上大臼歯(6)は既に神経を抜きクラウンがかぶっていましたが、中が虫歯になって
いるとのことで、クラウンをはずして削り、新しいクラウンをかぶせました。右上大臼歯(7)は神
経があり、白い詰め物がしてありましたが、やはり虫歯が進行していたので、治療し、神経は抜か
ないまま銀色の詰め物(十字状)をかぶせました。かなり進行しているが、ぎりぎり神経は抜かな
くてもいいだろうとのことでした。右上小臼歯(4)(5)も神経は抜かないまま銀色の詰め物をかぶ
せました。これらは(7)ほどには深くないようです。右上の治療は3月に行ったのですが、(6)
のクラウンをかぶせてから、知覚過敏になり、熱いもの、冷たいものどちらもしみますし、力も入り
ませんのでほとんど噛むことができません。(6)がもっとも痛く感じるのですが、(7)や(4)
(5)も痛いような気がしています。今までに、2回痛みがあることを言ったのですが、「知覚過敏な
ので、ほっておけばけば治る」と言われています。しかし、治療してすでに2ヶ月以上がたち、痛み
は増してきていて、自然治癒は望めない気がしています。右では何もかめない状況です。何らかの
治療をしてもらわなくてはいけないと思うのですが、どのような治療をすればいいのでしょうか。
神経のない(6)が痛むというのは変なのでしょうか。
また、右下(6)と左下(6)は20年前に抜いて欠損したままになっていました。右下は、(7)と親
不知が、自然に平行移動してきて、隙間が2mmぐらいまで狭まってきています。今回、右下(7)の
虫歯治療(神経は抜いていません)をして、銀色の詰め物を新しく作った際(6)の方にも延ばして、
(5)の側面に突っ張ったようなブリッジにしました。(5)とは接着はされていません。右上が痛いの
で、そう感じるだけなのかもしれませんが、きしんでいるような感覚があります。
左は、左下(6)は欠損して隙間はほとんど狭まらずに大きな空間があいています。左下(7)が(6)
側に倒れてきていて、左上(6)が伸びてきていました。左上(6)を他の歯と同じ高さまで削り、銀色
のふた(これもクラウンと呼ぶのでしょうか、上はすっぽりとかぶっていますが、根本まではかぶって
いません)をかぶせました。次に「左下の歯を削って、ブリッジを造る」と言われたのですが、かなり
削り込むようなので、迷っています。左下(7)は、昔虫歯を治療して、白い詰め物がしてありますが、
現在は虫歯の進行はないようです。左下(5)は健康な歯です。ブリッジとしか聞いていないので、ど
ういうタイプのブリッジかは分からないのですが、削るのに時間がかかるので、時間のゆとりがある
ときに予約を取るように言われたので、かなり、削るのだろうと思います。
右側は治療後痛くてものが噛めなくなっている今、左側をそんなに大がかりに削ってしまって大丈
夫なのか心配です。また、できることならば、自分の健康な歯は現状維持したいと言う気持ちもあり
ます。あまり削り込まないで、左の噛み合わせをよくする方法はありますでしょうか。
大変長くなってしまいましたが、ご回答いただければ幸いです。
ご意見・ご感想:
ホームページを拝見して大変参考になっています。
メールアドレス: Milviamtta@aol.com
ホームページURL: http://
有髄歯である7|が滲みるということであれば、3か月経過をみて熱いモノまで滲みる
ということですので抜髄を決断する時期です。
“無髄歯が滲みる”という事実を知らなかったり信じていない歯医者も多いと思いますが、根尖
病巣や炎症の存在により無髄歯が滲みることもあります。治療方法とすれば6|の
クラウンをはずして根管治療ということになります。状況からして、まず6|の治療を試みる
べきでしょうね。
左下の|6欠損に関しては、保険ですと
両臨在歯を削ってブリッジということになります。有髄のままでも可能な場合もありますが、往々に
して抜髄になるケースが多く治療をちょっと躊躇しますね。トータル的に考えれば、
インプラントが最もふさわしいケースのように思えます。インプラント
を含めて全ての治療方法にメリットとリスクが混在していますので、十分検討した上で治療方法を
決定するよう心がけて下さい。
回答:
歯自体に神経が無くっても、周囲の骨組織には神経は通っています。歯の周囲に起こった炎症は
、歯の痛みとしてとらえられます。結局は、6|の根尖病巣による痛みのようですね。
回答:
“根管治療をしてくれる歯科医” 本来は全ての歯科医が該当するはずですが、実際問題困りモノ
ですね。申し訳ありませんが、思い当たる歯科医院はありません。
“神経を取ったあとが痛くない”という評判の歯医者を探して、「6番が痛い」という主訴で受診され
てはいかがでしょうか。症状については、実態通り訴えれば良いと思います。7番の抜髄はそれから
でも遅くないはずです。