日付、時間:Thu Jun 24 15:19:43 Japan 1999
氏名: むさし
所在都道府県:岩手
職 業:主婦
年 齢:35歳
性別: female
質問:
日頃から、歯をくいしばる癖があるためか三年ほど前に顎関節症で専門医を受診し、
そのときは、虫歯の治療とシリコンのような装置を入れて様子を見る事になりました。
最近になって、偏頭痛と三叉神経痛で神経内科の治療を受けています。そこの医師に
よると、顎の形のアンバランスと姿勢の悪さ普段の顔の角度の悪さを指摘されました。
確かに写真に映ったじぶんの顔は、意識していないのにどれも右寄りに顔を向けて目を正面に
戻すような顔つきで映っています。今のところ、顎に違和感などはないのですが、もう一度診察を
受けたほうが良いのでしょうか。
また普段気をつけることで改善される事はありますか。
ご意見・ご感想:
8020運動なんてむずかしい取り組みなんだと最近思います。
こんなページに早く出会っていたっかた。
メールアドレス: fwkc7160@mb.infoweb.ne.jp
ホームページURL: http://
“三叉神経痛”って本当ですか?局所に歯髄炎とか歯根膜炎or根尖病巣に該当する歯は
ありませんか?そういう意味で信頼のおける歯科医院で精査していただく必要はあります。
大量の歯牙喪失、または、咬合高径の低い補綴物が装着されている場合には、“咬合低位
顎関節症”としてかなりの確率で治癒する可能性があります。早期接触による場合も、
ポイントを押さえて調整すれば簡単に治癒する場合もあります。
問題はそれ以外のケースでは、的確な治療マニュアルが確立されていないので、むやみに
つつくとかえって症状を悪化させる可能性があります。全国的には“神業”のごとく治療なさって
いる先生もいますが、多くは暗中模索が現状ではないでしょうか。
極端な異常があるケースを除いて顎関節症には自然治癒があり得ます。消極的かもしれませんが、
現在の咬合関係を崩さない・破壊しないのが長い目でみると最善の治療方法のように思います。
もっとも私の場合、顎関節症の一線から退いていますので、最前線で積極的に治療なさって
おられる先生ならもっと最善の治療方法をご存知かもしれません。
“8020運動(80歳で20本以上の歯を残す取り組み)”にも通じる話ですが、8020が達成されれば
顎関節症の問題はかなり解決するはずです。歯の喪失に無頓着な人もいますので、全国規模で
“8020”を達成するのは難しいとは思いますが、歯に感心のある人が個人的に達成することは
それ程困難なことだとは思っていません。
私の医院は開業18年で現在では、“8020”達成者は2〜3人程度ですが、10年後には100名以上
(累積)が可能だと見込んでいます。初診時に最低20本以上ないと目標が達成できませんので、
現在80歳を越えていらしゃる方はほとんど初診時から無理。初診時50歳代だった方ならかなりの
方が20本以上残存していましたので、その方が80歳になる頃には相当な期待がもてます。
勿論、その秘訣は「徹底した歯石の除去と、継続したメインテナンス(プロフェッショナル・
トゥースクリーニング)」です。ですから、個人的にそれを実践されれば“8020”の可能性は十分
あると確信しております。
返信:
早々にお返事をいただき感激しています。
とりあえず歯科検診に行ってみようと思います。歯医者さんに行く事が億劫になって
いました。ある日突然歯が抜け落ちてきた等と言う事のないように、気がついたとき
にケア―を始めたいと思います。ありがとうございました。
またページによってみたいと思います。