日付、時間:Tue Jul 3 13:58:34 Japan 2001
氏名: s.n
所在都道府県:石川
職 業:自由業
年 齢:38歳
性別: female
質問:
先日もお世話になりました。石川のS.Nです。その後の経過ですが、右下4番の歯肉を
押して痛いというのは無くなりましたが、今度は噛んだら痛いのです。右下4番5番の深い所の歯
石を取ったからでしょうか?
4番は元々ぐらぐらと動揺はありましたが、5番はありませんでした。が、5番までぐらぐらになって
います。ここも噛むと少し痛いです。どうなっているのでしょうか?
4番はやはり諦めなくてはいけないのでしょうか?
右下6,7番のインプラントは異常はありませんが、噛み合う右上6番も前から少しぐらぐらしてたせい
でしょうか噛むと少し痛いです。これは慣れてくるんでしょうか?アドバイスお願いします。
メールアドレス: platinan@anet.ne.jp
ホームページURL: http://
右上の6番はある程度想像できます。元々周囲骨が1/2以上喪失しており、咬合負担能力が
低いことに加えて、急に咬合負担が加わったことによる違和感でしょう。今後、慣れてくるのか
痛みが増すのかは分かりませんが落ち着く先が機能回復の限界のように思います。
一番問題なのが、何の前ぶれもなく歯肉の痛みがでた右下4番です。歯石沈着等による痛み
であれば、歯石除去により速やかに回復するはずですが、回復しなかったとなると他の要因を
考えなくてはなりません。前回のレントゲンでは確認できませんでしたが、歯根破折の可能性も
浮上してきます。5番も同様に破折したか4番の炎症が波及したかは定かではありませんが、
何かしら良からぬ事態が発生した可能性があります。前回治療時のレントゲンおよび臨床所見
からは、何も読み取れませんが改めて原因を追求する必要がありそうです。
“痛くて噛めない”ということですので、できるだけ過度な負担をかけないように心がける必要
があると思います。
メールアドレス: platinan@anet.ne.jp
ホームページURL: http://
過去の治療が保険内で、治療後の治療も保険内ということであれば上記の処置方針を支持
いたします。確実な診断がないまま保険外の高額補綴物をはずして、将来の見込みが不安定
なままに再び保険外補綴を行うことにはかなり躊躇します。
例えば保存程度の悪い上顎6番については、6番の延命だけを考えれば、保険外補綴の
5・4番をはずして連結固定は望ましいと思いますが、再び保険外治療を行うとなれば高額の
費用がかかることに加えて、5・4番の寿命を短くしてしまうリスクがあります。どちらを選びます
か?
下顎4番についても、歯根破折であれば“為す術なく抜歯”ということになりますが、破折であ
ればもうしばらく経過をみていれば明らかになるはずです。根尖病巣はあまり考えられません
ので歯周疾患ということになると思います。その場合連結するかどうかは多少考える余地も
ありますが、歯肉移植については全く不必要と判断します。
返信:
やはりそうですか!なんかその歯医者さんの話を聞いていてちょっと疑問に思ったので先生に
聞いてみようと思いました。具合が悪い時に先生のところにすぐに行ければ他にいろんな事を言
われても惑わされずにすむのですが・・・。今はとにかく様子をみます。
それから早く左下もインプラントを入れてほしいです。義歯はやはり歯肉が痛いです。来月行きま
すのでまたよろしくお願いします。