日付、時間:Wed Jul 4 13:49:38 Japan 2001
氏名: Y・S
所在都道府県:大阪
職 業:その他
年 齢:24歳
性別: male
質問:
先生はじめまして。虫歯の治療方法で質問なのですが、引越しして新しく歯医者さんを
探す事になったのですが歯垢や歯石のチェックと掃除のために行って見たところ、最初なのでレン
トゲンを撮りました。それで下の歯の右の前歯から数えて六番目(たぶん第1大臼歯だと思うので
すが)に、ちょこっと虫歯があると言われました。五番目の第2小臼歯との間側で、白い詰め物よ
り銀の詰め物(少し削ってL字型にと言われてました)で治療すると言われ、痛みがない状態の虫
歯だけに、いきなり銀歯となると途惑ってしまいました。ちょっと1日考えてみることになったのです
が、やはり歯と歯の間の虫歯だと、初期であっても銀歯になるのでしょうか?
まだ1つも銀の詰め物をしていないので、できれば白い詰め物にしたいのですが。
あと22歳まで虫歯が1個もなく、23歳の時に親知らずが原因で歯医者さんに通ってから、約一年
ぐらいの間に虫歯が3つ(1つは白い詰め物、2つ目は早期のものでC0になるまえの治療とのこと、
三つ目は今悩んでいる側面の虫歯です。)歯の磨き方も習ったのですが、それなりに丁寧に磨いて
いるのに虫歯になるのはなぜなんでしょうか?
とくに側面は歯の隙間は少しだけどSサイズの歯間ブラシで磨いたほうがいいとのことなのですが、
それをしない限りまた同じ側面の虫歯になる危険性があるということなのでしょうか?
先生がおっしゃるには、歯間ブラシを使わないと歯と歯の隙間にいつも歯垢がつまっている状態に
なるので、いつもそこの歯茎が炎症を起こしている状態なので、将来的な事を考えると使ったほうが
いいと言われました。最初は出血するので、ついつい不安になるのですが、先生もやはり歯間ブラ
シを勧めますか?
ちなみにポケットの深さをチェックされたのですが、だいたいチェック用紙に「1」と「2」が大半で「3」
が2つ3つで、まだ歯周病ではないよ。と言われました。長くなってしまってすみません。どうかよろし
くお願いします。
メールアドレス: cax74580@pop06.odn.ne.jp
ホームページURL: http://
ムシ歯は、歯が錆びるようなものですか。鉄製品を絶対錆びさせないように使うことが不可能な
様に歯も数十年全く錆びさせることなく使うことは不可能だと認識しております。歯ブラシは勿論の
こと歯間ブラシ・フロスシルク・ウォーターピックを駆使して手入れすることは非常に有効ではありま
すがそれでもゼロに抑えることは不可能です。現実的な対応としては、今回の健診の如く定期的に
チェックしてなるべく早めにムシ歯を見つけ出して最小限の治療で拡大を防ぐことが肝要です。
それでも隣接面にかかるようなムシ歯だと、場所によっては銀歯( インレ
ー)の適応症になってしまいます。金属インレーが審美的に不評である事実も認識しています
が、歯科医療技術と医療財政(それと保険規則)の関係からやむを得ない決定です。「それでも…」
と思われる場合には、医療効果や耐久性を無視して保険外のセラミックインレー等を選択する自由
は確保されています。
歯周病に関しては「まだ歯周病ではないよ。」と言われても安心は禁物です。“10歳:健全→50歳
歯槽膿漏末期”という平均的な推移の中で、何処からを歯周病と判定するかの認識の違いだけで
あって何時か必ず歯周病と診断される日が来るでしょう。私なら、“歯周疾患初期”と診断すると
思います。そのまま推移すれば10数年後に“歯周疾患中期”と診断されることになりますので、今か
ら歯周疾患のコントロールを行い“歯周疾患中期”と診断される時期を30〜40年先に延ばすよう
努力していただきたいと願います。