上顎の親知らずは、稀に抜歯中最も難しい症例というケースもあります。
上顎智歯・抜歯中断

日付、時間:Wed Aug 1 13:55:12 Japan 2001    氏名: ひさよ   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:26歳      性別: female  

質問:
私は右上の『親知らず』が生えてきて歯茎が腫れ炎症を起こしたので、歯医者に 行きました。その時は歯茎の炎症が収まってから抜きましょうと言われ、薬をもらって帰り、 次の週に抜きに行きました。
 上の親知らずは下よりも簡単なのでここで抜きますと言われ、いざ抜歯が始まったのですが、 「見えにくいところに生えている」とか「歯は脱臼しているが7番の骨にくっついていて器具が使 えない」とか色々言われながら痛みに耐えていた(2時間強!)んですが、結局抜けなくて「あご が開くようになるのは2週間後くらいなのでそれから大学病院に行って抜いてもらって下さい」と 言われました。口の中が傷だらけになった挙げ句、口角は切れ、開口障害になって顎が開きま せんし、顔はひどい腫れ様です。こんな事って良くあるんでしょうか?
また歯が脱臼している状態で2週間過ごしても大丈夫なのでしょうか?

ご意見・ご感想:
はじめて質問させて頂きました。とても素晴らしいHPです。過去に下の 『親知らず』2本は大学病院で抜いてもらいましたが、今回右上の『親知らず』でとても恐い( 痛い)思いをしてしまいもう1本残っている左上の『親知らず』もどうしたらいいのかとても不安 です。お忙しいとは思い ますが、質問にお応え願えれば幸いです。

回答  上顎の親知らずは、数十秒で抜けることがほとんどで全抜歯中最も簡単なことが多い反面、 稀に難儀しだすと抜歯中最も難しい症例というケースもあります。とはいえ、結果として大学病院 で抜けるとするならば、技術力の差がモロに現れたといえるかも知れません。

 大学病院の抜歯は、開口障害が治まってからの方が望ましいとは思いますが、行ってもすぐに 抜歯してくれるわけでもないので早めに行って抜歯の予約を取っておかれた方が無難です。と言い ますので、一旦脱臼しかけた歯を長々と放置しておくと周囲骨と癒着して抜歯が一層困難になる ことが予想されるからです。1か月も経つと完全に癒着してしまいますので、その辺の状況を 踏まえて早めの抜歯を心がけるようにして下さい。

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