日付、時間:Wed Aug 8 2:09:23 Japan 2001
氏名: 千葉 直哉
所在都道府県:東京
職 業:会社員
年 齢:22歳
性別: male
質問:
はじめて質問いたします、お忙しい所恐縮ですがどうか宜しくお願い致します。
今回歯の治療にあたって上の「第1小臼歯〜第2小臼歯〜第1大臼歯」第2小臼歯抜歯の為
上記の3本でブリッジ(セラミック)治療にしようといわれましたが。治療費なのですが、1本5万
円×3で15万円ということです(左右で計30万円)(材質は少し落ちるようです高い方は7万
円といわれました)。
歯医者さんになんとか保険内で出来ませんか?と相談すると銀歯のみと言われました。
でしたら「第1小臼歯と第2小臼歯」は自腹で払うから第1大臼歯だけ銀歯の組み合わせのブ
リッジで、1本だけでも保険をきかせられませんか?と問うと「組み合わせは可能ですが、組み
合わせると銀歯も保険対象外になる」と言われました。
それでも2万円位は安くなります、2万円位ならばセラミックにした方がよろしいのでは?とのこ
とです。こちらからどんどん質問できる雰囲気ではなく、まだ合点がいってません。なんとか第1
小臼歯だけでも白い歯で保険内で出来る治療法は無いものでしょうか?
また保険内治療と保険外治療の差別化…。私達患者にとってはとても恐ろしいことです。今ま
でそんなこと考えたこともありませんでした、対処法等も大変参考になりました。自分の歯の管
理がとても悪かったととても後悔しております。
ご意見・ご感想:
このHPに出会えて本当に良かったと思います。とても参考になりました。
メールアドレス: naoya__c@mx13.freecom.ne.jp
ホームページURL: http://
“攻めて1本だけでも白い歯を”と願う声はよく聞きます。曲がりなりにも前歯部の白い歯は保険
導入されて国民の不満は大きく緩和されていますが、小臼歯部分を巡る不満が渦巻いているのが
現状のようです。
結論から申し上げますと現行の保険制度の下では、担当医の説明が正しい判断です。かつての
差額徴収制度では、白くした1本分の差額を支払うことで全て?丸く収まっていましたが、現行の
保険制度では保険で認められていない材質(技術)を含む治療方法は全て(過去にさかのぼって)
保険適応外としてぜいたく品としての税制区分に入れられてしまいます。
差額徴収を悪用した歯科医も悪いけど、それを逆手に支払い義務を法的に放棄した政府に怒りを
感じます。結果として国民の負担と歯科医に対する不信が増えてしまったように思います。法律が
全てを支配する法治国家ですので、定められた方法以外の方法を望む場合には、高い保険外費用
を払うか非合法的手段に訴えるしか方法はありません。
とは言っても、政府の決めたギンギラギンの小臼歯も機能的には何ら遜色がないばかりか破折や
変色リスクが少なく、審美的な面を除いて決して見劣りしない製品であることを強調させていただきま
す。私の医院でも、患者さんを無理やり説得する形で保険内治療に誘導しているのが実態です。
金額的には、硬質レジン前装冠→5万円、メタルボンド→7万円のようですので、全国平均よりは
かなり良心的な金額設定のようです。