日付、時間:Sun Jun 27 0:50:22 Japan 1999
氏名: YK
所在都道府県:東京
職 業:その他
年 齢:37歳
性別: female
質問:
はじまして、抜かなければいかない歯槽膿漏についてお伺いいたします。
右上の奥から2番目の歯ですが、常に違和感(痛みほどではない)があり、粘液(膿?)
も出ています。この歯は、30才の頃に「歯茎の状態が良くない」と言われました。
自覚症状はなかったんですが、治療と歯磨きで数ヶ月後に「大分落ち着いています」と言われました。
その歯が半年程前から悪化したようです。お医者様は「痛んで仕方がないなら抜くしかない」と
おっしゃいます。実は、この歯は虫歯で半分(根っこの1つを取り去った)しか無く、左右の歯で
ブリッジをかぶせてあります。「あまり用も足して無い歯だから抜いて、ブリッジをかぶせなおして
も良い」というような感じです。ブリッジになってるので、ぐらついているかどうか判らないけれど、
重度なのかも知れないです。
そこで質問ですが、このまま抜かずにいても大丈夫でしょうか?我慢出来ないことはないのです。
でも、放っておくと隣の歯も悪くなってしまうことも多いのでしょうか?それが心配です。
私は心得が悪かったので、歯と歯茎の状態がとても悪いです。30才の頃に自覚して、
通い続けているお医者様は歯周病認定医の方です。でも、問題の抜くしかない歯も治療といっても
簡単な洗浄をしてくださっただけです。(ということは、本当にどうしようもない歯だからなので
しょうか・・・)
30才の頃から、6ヶ月に1度検診に行ってますが、表面の歯石を軽くとるだけです。(これは、 歯の状態が良いからなのでしょうか?)ちょっと神経質になり過ぎかも知れませんが、 こちらのホームページや他のホームページを見ても、「かなり丁寧な歯石除去などが必要」と なってるので心配です。自分では自分の歯茎は歯槽膿漏だと思いこみ過ぎかも知れませんが。 お忙しいとは思いますが、迷って悩んでばかりの私を助けてください。
ご意見・ご感想:
とても参考になるホームページだと思います。(お世辞じゃなく、心から・・・)
これだけ充実したページを作るだけでも大変なのに、歯科に関してもとても研究なさってらっしゃる
のでびっくりします。新しい情報や治療法等々もよく研究なさってらして、こちらの先生は1日が
36時間くらいお有りなのかと錯覚してしまいそうです。
こちらのホームージで助かった方は本当に沢山いらっしゃると思います。とても過酷なお願い
かも知れませんが、どうぞ無理なく続けていってくださいね。応援致します。
本当に頑張ってくださいね。
問題の歯は、 ヘミセクション術後の歯ですね。ということは、
根管治療に問題があって治療が困難な歯かもしれません。歯槽膿漏が原因ではないような気
もします。
状況から察するところ、そのまま放置しておくと周囲の歯に迷惑がかかることは間違いなさそう
です。根管治療や歯周外科処置によって延命効果が得られる可能性もありますが、抜歯も
重要な選択肢として処置方針を煮詰める必要があります。納得がいくように、担当医と十分
相談して下さい。
メインテナンスについて…、私自身は多くのケースが6か月毎では不十分だと思っていますが 1年毎でも十分なケースもあって一概には判断できません。また、初診時や必要を感じた時には 徹底的な除石を行いますが、メインテナンス中のプロフェッショナル・トゥースクリーニングは比較 的軽いスケーリングが一般的です。歯周病の認定医ということであれば、任せておいても 大丈夫だと思います。
返信:
お返事どうもありがとうございます。とってもありがたかったです。
この歯は元々重い虫歯で、”治療しても数ヶ月後に痛くなる”を2.3度繰り返した後に、今のお医者
様に治して頂いたものなんですが、8年程もたせることが出来ただけマシだと思うことにしました。
来週、この歯の相談をしに行こうと思います。2.3ヶ月前に診てもらって洗浄してもらってから、
かなり歯茎が縮んでしまったし、出血もあるので、きっとやっぱり歯槽膿漏が原因だとも思います。
本当にどうもありがとうございました。
お忙しいでしょうが、これからもいろいろな歯の症状・治療法等を読ませてください。
質問:
2回目の質問です。何度も申し訳有りません。
「もう、抜いてしまおう」と決心して、今日、歯医者さんへ行って来ました。先生は、
「隙間(ポケット?)が随分空いていて、ばい菌やゴミが付いてるので、それを綺麗にしてから、
ばい菌やゴミが入らないように隙間(ポケット?)に詰め物をしましょう。」とおっしゃいました。
先生がおっしゃった隙間というのは、歯と歯茎の間のことなのか歯と歯の間のことなのか聞き
逃したのですが、もし、ポケットの間のことを指してるとしたら、そのような治療法ってあるのでしょうか?
それと、そうすればもう、ばい菌がたまる心配はないのでしょうか?
ご想像されているような治療方法はありません。
炎症の存在する状態では、麻酔も効き難く抜歯後の治癒も悪いので、あらかじめ局所の炎症を
抑えて抜歯するのが“紳士的な抜歯”です。勿論「早く楽にしてくれ!」 「よっしゃ!ちょっと痛いけど
我慢せいよ!」という抜歯も、状況によっては許されると思います。
今回の抜歯は、それ程の緊急的な要素が少ないので余裕をもって、万全を尽くした処置だと
思います。