歯槽膿漏治療が遅れているのは日本だけではありません。
歯槽膿漏末期

日付、時間:Sun Jun 27 4:24:45 Japan 1999    氏名: 中村武夫   
所在都道府県:千葉   職 業:自由業   :50歳      性別: male  

質問:
4.5年前から毎年1.2本ずつ歯が抜けています。歯科医にかよい手当てをうけて いますが、歯石?歯垢を取るといわれ5日後 又1本抜けました。治療しないほうがマシだとさえ思われてなりません。

ご意見・ご感想:
まったく歯槽膿漏の治療(医学)は驚くほど送れているとおもいます。 わが国だけでしょうか?

メールアドレス: prox.nakamura@nifty.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  45歳の頃から毎年1.2本ずつ歯が抜けているとなると相当重症なのでしょうか。 決して歯石を取ったから抜けたわけではありません。ちょっと触っただけで抜けるような 状況の歯に止めを刺したのかもしれませんね。
大切なことは、現在の歯周疾患進行状況を正しく理解していただくために、十分な説明を 受けて下さい。徹底した除石とメインテナンスにより保存可能な歯がどれだけあるかを 知ったうえで、保存に努めることが最善の方法です。
 患者さんに全く歯牙保存の意思がない場合には医師として、“治療しないほうがマシ”と 思うケースに遭遇することもありますが、歯牙保存を強く希望される場合には治療して 効果の得られない症例はありません。

 歯槽膿漏治療が遅れているのは日本だけではありません。歯槽膿漏がひどくなる前に、 歯を抜いたり、死亡(他の疾患で)したりで、むしろ日本の方が治療レベルが高いように 思います。それより私が一番危惧しているのは、歯槽膿漏の原因論が誤っているために 研究成果や臨床効果が思うように挙がっていないのではないか…と。

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