場合によっては骨の完全回復がないかも知れません。
歯性蓄膿症

日付、時間:10/16 TUE 11:46 Japan 2001   氏名:IDE  
所在都道府県:静岡   職 業:会社員   年 齢:37歳      性別: male  

質問:
 歯性蓄膿症と判断され上右の親知らずを8月末にぬきました。
蓄膿症の症状は治ったのですが、歯が抜けたところから頬の中の空間がつながっているよう で、ほっぺたを膨らませて圧力をかけると、キューと鼻の方に空気少しずつぬけていきます。 食事やストローで飲み物を飲んでも支障はありません。
骨や歯茎が再生すれば治るようですが、どのぐらい期間がかかるのでしょうか?
また、趣味でダイビングをしていて2月に潜る予定がありますが支障ないでしょうか?

回答  歯性蓄膿症ということですので、抜歯前から相当骨欠損が大きかったものと思われます。 単純な抜歯によって開いた穴であれば骨欠損も小さく、周囲も健全な骨ですので治癒は早い はずですが、慢性的な骨欠損があって、上顎洞にも炎症が存在しているわけですから治癒は 相当遅いものと推測されます。
 場合によっては骨の完全回復がないかも知れません。そのような場合でも上顎洞の炎症が 治まれば歯肉の閉鎖は見込めます。通常の閉鎖は3か月以内に期待できますが、閉鎖が遅い ようだと、耳鼻科で上顎洞の炎症を確認した上で上顎洞閉鎖術 (術後約1か月で閉鎖)を行った方が良いかも知れません。

 2月頃までには治癒すると思いますが、治癒が不完全だとダイビングには支障があるでし ょうね。

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