確実に抑制可能な歯石だけでも徹底排除することが最善。
若年性歯周病

日付、時間:10/23 TUE 10:43 Japan 2001   氏名:前田  
所在都道府県:福島   職 業:会社員   年 齢:23歳      性別: female  

質問:
 2年前に若年性歯周病と診断され、月に1〜2回通院しています。
歯周ポケット掻爬、FOPと歯周病の治療を受けました。FOPにより動揺はかなり治まりましたが、 酷かった1本だけは治まらず、ワイヤーで横の歯と固定しています。ボンドによる固定の際、 噛み合わせは重々調整して頂いていますが何故『噛む』という大きな力がかかるので、動揺す る歯のワイヤーと歯を接着するボンドが取れてしまいます。そこで、そちら側で噛むのを自然 と控えてしまい、片方だけで噛んでいます。
 以前から、寝起きに口が開かず、意図的に一旦大きく開け、顎を『ぱきっ!』と鳴らしてから じゃないと開かない状態でした。それが、最近、片方で噛むせいか、顎、首、肩、腕の鈍痛がひ どくなったようです。これは、やはり片方で噛むことが原因なのでしょうか?
それと、首のリンパ腺が腫れるのですが、これは歯周病による腫れなのでしょうか?
耳鼻科で検査しましたが、原因は分からず、ストレスによるものと診断されました。歯科では、 歯周病からでは。と言われたのですが。

回答 顎関節の形態異常が少なからず影響しているようにも思えます。但し現状が軽い開口障害程度 ですので、余り深く追求するのは得策ではないように思います。
といいますのが、見込みの薄いかみ合わせの治療を進めているうちに、歯周疾患により咬合関係 を大きく損なうリスクの方が高いからです。

 24歳で 歯周ポケット掻爬、FOP は早すぎます。私の医院でも20歳前後で手術を行った症例 もありますが、毎月のスケーリングでほぼ完全に抑制され30歳を過ぎた現在は平均より良好な 状態を保っています。その特別悪い歯はともかく、問題は全体に対して如何に歯周疾患抑制を 行うかがポイントです。
 ボンドによる固定は時折見かけますが、その全てがはずれています。金属クラウンによる 連結固定ですら金属が引きちぎれるのに、ワイヤーとボンドでは無理でしょう。思い切って クラウンによる連結固定固定を考えた方が良いと思います。片側で咬んだからというもの でもないでしょうが、長い目でみて顎関節に少なからず悪影響が及ぶものと思われます。

 顎関節の機械的な損傷や歯石の存在が全くないとすれば、如何にストレス(抵抗力の低下) があったとしても腫れることはありません。あれこれ一度に対処するよりも、確実に抑制可能 な歯石だけでも徹底排除することが最善の対策ではないでしょうか。



返信:
 10月23日に質問させて頂いた者です。お忙しい所の早々のご返答、本当に有難うござい ました。
 最近では歯周病と顎の痛みとで気分が暗くなりがちだったのですが先生のご返答により落ち 着きました。歯周病が原因で!と他の症状をも連鎖させ、悪く思い込み、治療を!と思うより まずは、歯石除去等を怠らず、進んでしまった歯周病を悪化させないようにという気持ちで努 力していきたいと思います。本当にありがとうございました。

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