日付、時間:11/08 THU 13:23 Japan 2001
氏名:末永 毅
所在都道府県:アメリカ
職 業:会社員
年 齢:35歳
性別: male
質問:
アメリカ在住で顎関節炎に悩む者です。
以前(15年くらい)から顎の間接の辺から(左右)音がしだしてその時はいたみもさほど
なかったので何とも思っていなかったのですが5年くらい前から仕事などで疲れてくると
差し込むようないたみを顎関節のへんからし始め最近では左右前後首筋、肩、の筋肉が張
って首を動かすとバキという音がなります。こめかみの辺から起こる頭痛も朝起きるとき、
夕方などとくに吐き気がするほどです。
神経科の先生に見てもらい原因を探す為にMRIを撮ってもらい診断してもらった結果やは
り右の顎間接が口を開けた状態でも開いておらずその負担が左の顎の関節に炎症をおこして
いるという内容でその結果異常な肩凝り首の筋肉の張り、頭痛を引き起こしておる事でした。
その先生は顎関節炎の専門医者を探すよう薦めててくれましたがNJ州近辺でなかなか見つ
からないのと以前パワーバイトというマウスピースを使った治療も試みたのですが思うよう
な効果は得られませんでした。なにかよい治療方法はないでしょうか?
是非教えて下さい。
とにかく“名医”と呼ばれる顎関節症治療の大家を探すことでしょう。インターネットでも
比較的簡単に探すことができるようになりましたが、本屋さんにも一般向けの著書が多くでま
わっています。本もネット上で簡単に検索できるようになりましたので是非探してみて下さい。
顎関節症治療は歯科界ではブームのように扱われており、その効果もややおおげさに扱われ
ているように思います。あれほど苦しんだ症状が見事に治癒したという事実も多く存在します。
気をつけなければならないことは、顎関節症治療は発展途上であって、うかつに治療を始める
とかえって悪化するケースも多く存在していることを認識しておくべきです。
その点、著書を出している先生ほどになれば多くの症例を経験されていますので応用範囲も
広く確率が数段高くなります。面倒なようでも、そのような“名医”をじっくり探すことが
最も解決の近道だと思います。
吐き気がするような頭痛に対しては、奥歯で割り箸を咬むという対処方法で症状が和らぐ
ことが多い様ですので試してみられてはいかがでしょうか。
回答:
症状の一番少ない位置に高さを調節して、位置と高さが決定したらその咬合関係を永遠に保つ
ように補綴物を装着するという治療方法だと思います。それにしても調節代$120は高いです
ね。明確な治療予定に沿ってであれば納得できる金額かも知れませんが、先の見えない状態では
不安を募る金額のように思います。反対に治療する側からすれば、明確な治療方針が提示できな
い医療レベルという解釈もできます。
岡山には、武用先生がその方面で活躍されているように聞いておりますが、例え立派な治療を
されているとしても帰国期間内という制限では実質的な治療は不可能だと思います。また、私個
人的な能力を申し上げるならば、顎関節症治療は10年以上前に一線から退いておりますので治癒
に導く能力はございません。歯周疾患を主体としたトータル的な診断とアドバイスは可能ですの
で参考意見を得るという目的であれば十分お役にたてると思います。